パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

『日本対ウズベキスタン』『広島対仙台』

『日本対ウズベキスタン』。スポーツナビミランピルロに関するコラムが載っている。あの守備が得意でない散らし役の1人底が一見古くさいように見えて実は一周した最先端では、という感じの話。そうなると、日頃から森崎兄さんをペップになぞらえて「00年代にペップって如何なものか」と(兄さん好きだけど)疑問を呈している身としては、兄さんを再認識する必要がある。90分間常にパスを貰いやすいポジションに細かく移動し、パスを受けたら、プレスをかけられる前に次へはたく視野の広さ、チェックを受けてボールを奪われることもパスミスしてボールを失うこともない堅実さはほぼパーフェクト。仕掛けのパスがなくバックパスばかりやん、という批判も受けるが、とにかくボールをキープし落ち着かせることが役割ならば、悪くはないはず。しかし、パスを受けてはフィードの出来る阿部や青木にボールを返しているのでは、ラモスを探してばかりだった森保と大して変わらない気もする。「技術のある森保」か。もう1つの問題は、キープ力があり、視野が広いことで時間稼ぎは出来ているのだが、結果として「15秒以内にシュートまで持ち込め」というこのチームの方針とは相反しているような気がする。「相手に穴がなく15秒以内に攻められそうにない時は、無理して攻めてボールを失うような真似はせず、一旦後ろで立て直そう」というのならば、兄さんは攻撃の起点ではなく、守備的なバランサーということになる。今のところ、このチームでは鈴木啓太と二人底をやっているし、ピルロとは役割が違うことも確かだが、どうも兄さんをどう評価したら良いか、分からない。
『広島対仙台』。高橋やら茂木やら先週良いプレーをしていると思ったら、今週はベンチにも入っていないというのが謎で、今から2部落ちに備えて、全選手の組合せとふるい落としをやっているのだろうかと、疑ってみる。