2007/9/15放送、実況:佐藤文康、解説:金田喜稔/相馬直樹
いつもと変わらない光景だったので、あまり書くことはない。3点リードされて相手がゲームをコントロールし始めてから少し元気が出てきたという点では、小野体制末期のフロンターレ戦と同じような印象。テレビだと芝が綺麗になっていた気がしたけど、枯れた夏芝が復活したのではなくて、冬芝の芽が出てきたのか。
ストヤノフのストッパーとしての能力は高くないと聞いていたが、あれほどだとは思わなかった。それは仕方ないにしろ、ボールを持って上がった後もストやんだけ描いている絵が違う感じはある。前が詰まったらサイドを変えることをチームで徹底してやってきたのに、ストは狭い方を縦に通したがる傾向がある。たまに最近の欧州サッカーを見ると、縦に縦にフィフティフィフティのチャレンジパスを狙って、相手ボールになったらそこからすぐにプレスを掛けて、というガチャガチャしたサッカーが主流で、多分日本代表やミシャみたいな下げて作り直しを何度でもやる方が異端なんだろうけど、ストが良いアクセントになるかリズム破壊者になるかは、よく分からない。
何にしても、ダバツの長期離脱に伴って獲得したのだから、ストをあのポジションで使うのは間違ってはいないけど、ダバツの怪我、盛田の怪我ときて、槙野を辛抱強く使うシチュエーションが生まれたのに、ストin槙野outというのはスト加入時に想定された中でも最悪の選択と言わざるを得ない。
アウェイで勝ち点3を取りに行く「仕事」をするならば、4バックの右SBにハンジェを入れ、駒野をMFにしてクロッサーに徹してもらうのも面白いと思うのだが、まあ有り得ない。
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五輪の最終予選は国際マッチデーに行われるから、流石にJリーグ残り10節とは被らないだろうと考えていたら、11/17(土)にベトナム戦(アウェイ)、11/18(日)に第32節があると知って驚愕した。今頃になって気付いた自分も情けないが。反町合宿に非難轟々だけど、前の週末に行われたリーグ戦が終わった後、公式戦の1週間前から代表選手に拘束をかけるのは基本的にはおかしくない話。「いくら合宿したって、お前はまともなチーム作れないじゃん」という批判と日程の問題は別。上の日程だと合宿を1週間やろうが週半ばから3日間やろうが一緒なんだから。10月のナビスコ杯と被るのは、おそらくナビスコ組だけ遅れて時差合流になると予想。
(9/16追記)多分11/17のブルガリア×ルーマニア、11/21のブルガリア×スロベニアはインターナショナルマッチウィークだろうから、万が一ストヤノフが招集されて本人が乗り気だったら、当然クラブは出さないといけないことになるはず。中断期間になけなしの金をはたいて獲得したのに肝心な時にいないなんて、それは困ると言いたいところだが、あまり困らないかもしれない。単に無駄な買い物をしただけに終わるかもしれない。