パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS2『ローレン・バコール自らを語る』

2002/4/12放送分、1998年
『マンハッタン・ラプソディ』での再評価に乗って、旬の人を呼んだらしい。“ザ・ルック”という愛称、かっこいい。「ハリウッド・レジェンド」がゲストになると、演技論よりも、興味深いエピソード集になってしまうので、あまり番組としての出来はよくないことが多いし、実際今回も、会場からの質問にいちいち外れた答えをする人生経験豊富なおばちゃんになってしまっているが、エピソード集の部分は掛け値なしに面白い(自伝を読めば、全部書いてある可能性も否定出来ないが)。1940年代のハリウッド男優に言及している部分が特に面白かった。後世からみれば、全員「レジェンド」でも、同時代の人間ならそれぞれに好き嫌いがあったはずなのは当然で(素人時代のバコールならケーリー・グラントハンフリー・ボガート)、そう考えると、現代でもブラッド・ピットキアヌ・リーブスのファン層は明らかに異なるはずなのに、後世からは、一様に「誰もが夢中だったハリウッドスター」になってしまうのだろうか。バコール氏が挙げた中で、ゲーリー・クーパークラーク・ゲーブル/ジェームズ・ステュワート/ヘンリー・フォンダまでは分かるが、デビッド・ニーブン(David Niven )とは誰かと思い、調べてみたが、出演作をみてもよく分からない。ほんとにスターだったのだろうか。