パロップのブログ

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自分の事

ケンイチ氏、アムスでカメラと旅行日記を盗まれる。これで「実は全てが脳内旅行だった」疑惑が強まるわけだが。
『日本対ジャマイカ』。前半のジャマイカは、春先に来たスロバキア並みにだるそうだった。結果、中盤でノー・プレッシャーのなか、チンタラとボールを回す80年代のようなサッカーを見ることが出来た。巷の評判はかなり悪いようだが、あのメンツであの古き良き時代の薫りというのも余興としてはなかなかだと思う。特に欧州5人組は、日頃から個人戦術、グループ戦術、チーム戦術と戦術の嵐のなかで、勝つために制限ありまくりなサッカーのなかで、(心が)疲弊していたようだし、「たまの代表試合くらい気楽にやらせてくれよ」というのが本音だと思う。ただ服部なんかは「おまいら、自分達だけで酔ってんじゃねえよ」という気持ちで一杯だったような気もする。後半はいつもの左気味にナカータで、ハジっぽく右サイドに俊輔というのも見たいものだったし、4人のポジションが自由になると誰が貧乏くじをひくのか(イナだった)とか、興味深い面もあった。フォワード2人が下がっては、後列から前に飛び出すようなポジションチェンジの動きがあれば尚良かった。
(10/17追記):optaによると、Jリーグでのパス成功率ベスト3は名波、中田コ、森崎兄さん。ヘタレのバックパスと仕掛けのパスを使い分ける判断力を持っている証明で、ポジションも被っている。今の代表だと、伸二が同じようなポジションで同じような能力だと思う。同じタイプの選手を同時に使わないのが暗黙の定石だろうけど、個人的にはこの4人がフラットに並ぶ中盤を見てみたい。U21の時に夢想した「全員兄さん」=正しいポジショニング、正しい選択、正確な技術というもの。この4人の前に稲本、その前にナカータと柳沢の2トップ。3バックに宮本、阿部勇、森岡で、とにかく理詰め、何もかもが間違ってない(パスミスもなければ、スペースを空けることもない)から批判しにくいけど、リスク・チャレンジもないので、ぼんやりと90分が過ぎる。相手のミスを待ちながらチンタラするのではなく、自分からある程度は仕掛けながらノー・ミスという「ヒンギス・サッカー」が見てみたい。