パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事


今日は33歳の誕生日ということで、毎年恒例となった1人で盛大なパーティ。昨日、リクナビ経由で応募していた会社から書類選考で落選の通知がきて、珍しく志望動機等に熱意を込めて書いただけに少しへこむ。自分史上最低の年にふさわしい締めくくり。22〜23歳もかなりひどかったが、10歳も老けると未来の無さに対する重みが違う。チェコビールを買うために輸入雑貨屋まで行こうにもチャリを漕ぐ元気もなく、安ワインで済ます。一昨年の半額オージービーフ、昨年の定価オージービーフから今年は2割引アメリカンビーフにランクアップ(ダウンかもしれない)。いつものマッシュポテト。流石に恒例だった『friendship』のフラッシュも「今年はもう見なくてもよいか、亜依と希美の物語を楽しめる年ではなかったし」と思ったが、雨の年も風の年も見るから恒例なのだと思い直す。流行り廃りが激しいネット界の歴史も振り返れるし。ユーチューブとかニコなんとかが出て来てフラッシュ文化も滅んでしまった。というか、まさかこのパソコンが6年も7年も現役なのは予想外だった。貧乏人にとってハードが丈夫なのはありがたいこと。ついでに『娘。ドキュメント』の「恋ING」も見ちゃったよ。

昨日の夜は映画1000円の日(メンズデイ)だったので、シネマクレールまでトニー・ガトリフの『トランシルヴァニア』を観に行った。オサレ映画だから女子たくさんかと思ったら、貧乏そうなおっさんが多かった。土日月と3日しか上映しないスケジュールだからレディースデイ(水曜日)と重ならなかった女性陣は気の毒。映画の方は、物語より感情を描くから見ていてしんどい。「感情に整合性がないからこそ人間なんだ」というリアリズムをそのまま出されると、脳味噌が消化不良を起こす。『アンダーグラウンド』から始まったミーハーなロマ音楽好きの延長で観た『ガッジョ・ディーロ』は結構好きだったが、『ベンゴ』で「あれっ?」となり、今回でガトリフ作品とはお別れの予感。
映画の前に「せかいの絵本展」が見たくて丸善に寄るが、単なるクリスマスタイアップ販促コーナーで見るべきものはあまりなかった。ついでに『中国語ジャーナル』のジュンリンインタビューを読む。ジュンジュンのコメントでよく聞く「期待を裏切らないように〜」「がっかりさせないように〜」というのを、今までは「共産主義国家の子供にありがちな、ピオネールに加わる優等生のコメントみたいだな、本音抜きの公式見解は詰まらないな」と思っていたけど、中国のスポーツ選手が「楽しみたい」とか「自己実現」とか言わないのと同じで、他の誰かを蹴落としてエリート教育を受ける権利を手にした責任を背負った人間だけが持つ気概なのかもしれない。自分のために好きな何かを目指すことと誰かのために何かになろうとすること、どちらが幸せかは分からない。
風間八宏氏プレゼンツのフジ『日本サッカーの救世主を探せ!』を見る。上野山部長の伝えたいことが有り過ぎて早口な関西弁がつんく氏の喋り方と似ている。