パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

『Nスペ』「兵士たちの帰還〜イラク駐留 アメリカ州兵部隊」

2005/11/13放送、52分、取材・撮影:クレイグ・ルナウド/ブレント・ルナウド/ジョン・アルパート、ディレクター:遠藤長光、制作統括:片山純一/藤井勝夫、共同制作:NHKエンタープライズNHKエンタープライズアメリカ、制作・著作:NHK
BS1で4回にわたって放送された「アーカンソー州兵」シリーズの第4弾(ttp://d.hatena.ne.jp/palop/20050716)をほぼそのまま使い回しているが、少しテイストが違うような気もする。多分BS版には無かったナレーションが『Nスペ』版には入っているからだろう。そのナレーションもこれまでの流れを知らない人に分かり易く背景情報を与える良い出来。
それから、最後の10分は、帰還から半年後(2005年10月)の追加取材シーン。BS版の感想に、

1年以上にわたって計4本放送されたこのシリーズ、スタート当初スポットライトを当てた主要な登場人物のうちの何人かが負傷等で脱落し、最後は七面鳥農家のおっさんと若い皮肉屋の2人だけになってしまったのが、流石リアルタイムで進行したドキュメンタリー。「これで完結」と思わせて、数年後にその後を追った番組を作ったら神認定。

と書いた自分にとっては、数年後ではなかったが、半年後の追加取材はまさに「グッジョブ!」というか、制作者を神認定したい。頭の切れるニヒリストだった若者が「ジャーナリストになりたい」と言い出した場面に、柄にもなく感動してしまった。
1つの部隊に1年以上にわたって密着し、恐らく亡くなった若者ともある程度の面識があっただろう取材者の心境はどんなものか。自分が常々「NHKはドキュメンタリーのアーカイブサイトを作れ」と言っているのは、映像とともにそれを補足する取材者の取材ノートみたいなものをサイトで公開して欲しいからもある。放送時間枠には制限があるけど、ウェブ文章に字数制限はないのだから、言い足りないという事にはならないはず。