撮影：徳田和広、構成：幡谷明仁、取材：鎌田優子／舞木宏美、プロデューサー：長江努、制作統括：西村泰顕／小泉公二、共同制作：NHK情報ネットワーク／テレコムスタッフ
90年代にゼロ成長となったフィンランドが情報産業に投資して復活した「失われなかった10年」の話。年金・社会保障をカットしても成長する分野に投資するのは慈善ではなく金儲けをするための戦略と、きちっと考えている。最大の携帯電話会社NOKIAは1865年にちっこい製紙会社から始まり、靴屋など経由して今は通信事業に特化している。エリクソンやヴォーダフォンのようにスポーツに金を出す気はないようで、従業員の3割が研究・開発部門の人間である。それが普通よりどのくらい多いのかは知らないが、しょーもない製品をマーケティング戦略で売るだけの会社が多い今の世では珍しいのだろう。商品開発など技術面の話と運輸大臣の生活を通して政府主導の政策の話とが（採点6）
