8月1日2日に1泊2日でこっそりハロコン広島公演に行ってきた。2週間過ぎて誰にも感染させてないようなので、こっそり記録しておこう。ブログに残すつもりもなかったので、公演後のハイテンションで匿名掲示板の一人で行く〇〇スレに感想を書き込んだ。それと被っているのは御愛嬌。
女性ボーカル/ガールポップ大好き、つんく信者というわけではない、ダンスには特に興味がない…あれ、これはそんな俺のためのイベントではないか、ここはひとつ苦境に立つアップフロント様にお布施を払う場面だ、というわけで、ハロコンへ行くことにした。ローソンチケットの一般発売で買う。
夜勤が9時に終わり、C公演の開演が15時15分、席別入場時刻は14時35分。私のツイッターをみている人は御承知の通り、夜勤明けはだいたい11時から14時頃まで寝ている。いつも通りここで寝ておかないと公演中寝てしまいそう。新幹線で行くにしてもどこかで仮眠せねば。そもそも新幹線も広島止まりを選ばないと乗り過ごしそう、などと悩んでいたら、10時50分岡山駅発~13時23分新白島駅着の高速バスを発見。正直バスは酔うので最終手段だがこれは乗って寝ていけと言わんばかり。酔う前に寝てしまうだろう。
土曜日に昼のCチームを観て、夜のAチームはスルー。ホテルに行って、タブレットでサンフレッチェの試合を見る。日曜日は昼のAチーム、夕方のBチームを観て、新幹線で帰る。
1人3分の持ち歌に3人1組ずつで3分トーク、80分で終了。最後にもう一度全員出てきて1曲するのかなと思いきや、なかさきちゃんのMCで会場の照明がついて終わった。初日Cチームの時は正直「えー、これで終わり?」と思ったが、2日目は順応した。
オープニングの『365日の紙飛行機』は歌い出しがCチームたけちゃん、Aチームフクちゃん、Bチームかなとも、だったかな。中間のソロパートはCチーム佳林ちゃんさん、Aチームふなっき、Bチーム佐藤まーちゃん、だったはず。ちゃんさんはこの短いパートでも独特の節回しを披露していた。
Cチームでは1階24列、Aチームでは1階22列、Bチームでは2階3列。1階の後列より2階の前列の方が観易い。オペラグラスでも買おうかと思ったけど面倒くさいし、歌を聴こうという事にした。
Cチームの時はテンション高くて、一人ひとりに寸評を書こうという気概があったけど、2日目はもう面倒くさくなってしまった。気合入れて、歌唱順もスマホでスクショして公演直前まで見ていたけど、始まったらスマホ開かないし、もう老人だからすぐ忘れるし、実質順番を知らずに観ているのと同じだった。
Cチーム
1山﨑愛生 手紙 ~拝啓 十五の君へ~ (アンジェラ・アキ) 「少年のような中性的な声で1ユニットに1人は欲しい声かもね」と思っていたら、翌日はがねちんの歌を聴いて「あれ、割と近い?」と思ったり。
2一岡伶奈 TOMORROW (岡本真夜) 印象に残らない上手さ。
3小田さくら もののけ姫 (米良美一) 聴かせにきているの?笑わせにきているの?ネタかベタか分からないのでツッコんでいいのかも分からない。原曲に詳しくないけど、冒頭失敗したよね?
4牧野真莉愛 夢をあきらめないで (岡村孝子) やじまんに似ている声。ちゃんとスタッフと相談してちゃんと歌ったら、ちゃんと歌えるんだ、みたいな。野球つながりで森高パイセンのファイトを歌ってほしい。合うはず。
5工藤由愛 さよなら 大好きな人 (花*花) サビはエモかったが、そこを一番上手く歌えるように逆算して全体を組み立てた印象。JJではもっと歌える印象だったけど、ユニットでのワンフレーズ歌唱だけでは力量は分からんね。
6横山玲奈 ひまわりの約束 (秦基博) キャラクター先行の人。ちゃんと歌えるのにちゃんと歌うべきか迷っている感じがあるのかな。亀井さんの「どっちのキャラに行くのかな?」的な岐路。飯窪さん的な方向へ行きそうな雰囲気だけど、まだ早い。
7笠原桃奈 あなたに逢いたくて~Missing You~ (松田聖子) 改めて平均値が高い。竹内2世。卒がない。ちょっと面白みと個性に欠けるかな。
8橋迫鈴 セーラー服と機関銃 (薬師丸ひろ子) 声に魅力がある。1ユニットに1人は欲しい声。
9浅倉樹々 カブトムシ (aiko) 3分間を自分のものにしているエースの歌唱力だ。積んでいるエンジンが違うと素直に思った。逆に訊くけど、ヲタのみんなはよくユニットのぶつ切りパート割で個々の能力を見抜けるよね。歌の解釈が噂で聞いた初日のちゃんさん『オリビアを聴きながら』並みに変というか個性的だった。アーティスト気質よね。
10岸本ゆめの やさしいキスをして (DREAMS COME TRUE)
11竹内朱莉 雪の華 (中島美嘉) きしもん、たけちゃんはハロヲタ的にはツッコミどころがなくて「上手いねー」で終わってしまう。
12岡村美波 あなたに会えてよかった (小泉今日子) MCでは、原曲と自分の声質が合ってないことを冷静に分析してた理知的な人。
13清野桃々姫 香水 (瑛人) ポニテだったからおかしいとは思いつつ決め手に欠けて平井さんかと思って最後まで聴いてしまった。今回、最後まで誰か分からなかった唯一の人。申し訳ない。だいたいはシルエットと声質で何となくは分類できるんだけどね。清野さんに個性がないというよりは消去法が効かなかった感じ。
14山﨑夢羽 愛唄 (GReeeeN) ソロフェスと今回と聴いても、まだ力量が掴めない。
15宮本佳林 オリビアを聴きながら (杏里) 事前の噂より普通。毎公演、表現を変えているそうだが。
16谷本安美 打上花火 (DAOKO) アーティスト気質よのう。
17植村あかり 駅 (竹内まりや) あーりーは初期と比べて上手くなった事が強調され過ぎというか、私の中ではソロだとまだ粗の方が目立つ感じ。
Aチーム
3小林萌花 私はピアノ (サザンオールスターズ)
4高瀬くるみ Time goes by (Every Little Thing)
8江口紗耶 Lemon (米津玄師)
9船木結 大阪で生まれた女 (BORO)
10段原瑠々 見上げてごらん夜の星を (坂本九)
11西田汐里 PRIDE (今井美樹)
17岡村ほまれ M (PRINCESS PRINCESS)
高瀬さんは、まあ上手いし、もらった曲も合ってる。けど、あまり興味がなくて申し訳ない。
個人的にはいつ聴いても小田や高木と遜色ないと思うのだけれど、玄人筋からは評価低いよね、フクちゃん。
Aチームでは、江口さやりんが最大の発見。歌えてる。声の伸びが良いよね。というかビヨーンズはみんな歌えるね。
Bチーム
3前田こころ 366日 (HY)
5伊勢鈴蘭 三日月 (絢香)
7高木紗友希 ワインレッドの心 (安全地帯)
11島倉りか スローモーション (中森明菜)
12北川莉央 ありがとう (いきものがかり)
13山岸理子 想い出がいっぱい (H2O)
15野中美希 Hello, Again ~昔からある場所~ (MY LITTLE LOVER)
17里吉うたの 赤い風船 (浅田美代子)
第1ブロックのトークがそろそろ終了、ライトが当たってない中央でおみずが待機してますって時間になってから、まなかんがエピソードを足して長々とMCを引き伸ばして順番待ちしているおみずのペースを狂わそうとしていた。あざかわライバル潰し!(妄想です)
高木金澤森戸ブロックはもりとちがなかなかのプレッシャーだったはず。でもまあ歌は好みの問題。さゆきの「試みていることは分かる。大げさにしないでサラッと歌ってみたいんだろう。でもこれじゃない」感。難しい。高木ちゃゆについては、ちゃんさんとの2トップがもっとも活きる使い方なのではないか。
狼にも書いたけど、カミコ島倉北川ブロックが楽しかった。「こういうのでいいんだよ」と。皆さんしっかり歌えるけどアピールは控えめなブロック。MCでカミコが「本家に歌い方を寄せるとカラオケみたいになって難しい」、北川が「J-POPをいつものハロプロ歌唱で歌うとおかしくなる」みたいなことを言ってたあやふやな記憶。続く山岸佐藤野中ブロックのMCでは、佐藤が「J-POPはリズムを刻まないから難しい」と言って、チェルが16ビート版ハローアゲインを披露して面白かったあいまない記憶。どっちに寄せるか、みんな悩んでるなあ。
ソロフェスのロマモーとこれで、私の中のかみこの評価はうなぎのぼり。ソロシンガーというよりは大人数ユニットのエースが似合う。モーニングの安倍なっちさんのように勝負どころの美味しいパートを全部任されるようなエース。
私の中では、ガールポップを聴きながら、アイドルとアーティストとシンガーと素人に分類。アイドルは音程が取れてて高校の同級生とカラオケに行ったら「上手ーい」と言ってもらえる感じ。アーティストは唯一無二の個性が溢れてて、それはそれで正解な感じ。目指せ、道重ちゃゆ。シンガーは音程が取れてて唯一無二の個性が溢れている感じを両立している感じ。将来も観客100人くらいの会場でずっとプロとして歌い続けられるといいね。素人はまあいずれも水準にも達していない感じ。ハロプロの偉い人が可能性を見込んで獲得したんだろうから頑張れ。
一番アーティスト味があった谷本さん含めて、つばきのオリメンは一癖も二癖もある人間ばっか集めているなあ。6人であのどよどよしたクールな感じで4年くらい続けてたらどうなっていたのかなあという歴史のイフも少し想像する。あの6人が正統派アイドルごっこやっているというのも面白いけど。逆にビヨーンズはみんな歌えるなあ。平均値が高いなあ。普通にアイドルとして歌える子達に変なギミック付けてみたのもまあ面白いのだろう。全然余談だけど、カントリーのオリジナル5は声質が良いよね。特徴的で印象的でかつ悪目立ちする感じでもない魅力的な声を5本集めました。今はまだ下手ですが、ももち先輩と一緒にやってればおいおい歌唱力はついてくるでしょう。でも生まれ持った唯一無二の声質はギフトです、という発想。
バースデーイベントなんかと違って、大人が選曲して大人が事前に練習をチェックして指導して、というソロ歌唱をみんな経験して、すごい成長が期待できるなあ、今後に繋がればいいなあ、と思いました。終わり。