パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

Jsports「第21節・モンテディオ山形戦」

2010/8/29放送、実況:君崎滋、解説:前川和也
29日は、福岡教育大の西岡選手をチェックしたくてレベスタまで天皇杯県予選決勝を観に行った。教育大のフォメは4-1-1-4で、後ろでポゼッションしながら4人の大きくないFWが動き回ってコンビネーションで点を取るサッカーを目指しているようだったが、前半は4-1-1の所でチンタラ回しているうちに九州三菱自動車にカットされてはカウンターを食らうというまさに岡田ジャパン風サッカーをやっていた。後半は早めにサイドから個人技勝負をして逆転勝ちしたが、特殊なことをやりたがる性分はサンフに似ているチームだった。西岡はアンカーで出場。良い所は、ボールコントロールには絶対の自信がある、常にルックアップして視野が広くショートパスではほとんどミス無し、プラスして相手ゴールキックの時は相手ポストプレーヤーとの落下点での競り役をやっていたので恐らくチームで一番高さに強い。微妙だった所は、運動量がなくてパス出した後も中央から動かない(これはまあチームの約束事だろう)、サイドチェンジの長いパスはない、守備の局面でも球際に激しさもあまりない。まあ、気温が35℃近いなか午後1時キックオフ、しかも一発勝負のトーナメント決勝という条件だから、どこまで本人のポテンシャルを見せられたかは分からない。現地でぱっと思いついた類似選手はガンバの遠藤だが、そう喩えるならサンフのカズっぽいでいいか。しかも高さもある(といっても公称ではカズ177cm、遠藤178cm、西岡180cmだ)。見た目はスト/ナカジの後継者っぽいが、来シーズンも監督がミシャならばレギュラー奪取目標は右ストッパーの位置かな。とりあえず鳥かごは上手そう。

終了後の感想の中には「試合は勝ったけど、内容は山形の方が良かった」という声も聞こえていたけど、まあまあ互角だったと思う。決定機の2つ手前の裏へのパスがずれて通らなかったような場面は、自分的には組み立てまでは上手くいってた小チャンスという扱いなので。
15分、横竹から裏へ走った浩司へのパス、通らなかったけど個人的にはナイストライだと思ったし前川氏も誉めていたが、ハギーは怒っていた。再生すると横竹がパス出す前から寿人に出せと言っているので、彼の中では結果論ではない。浩司とハギーが最終ライン4枚を引きつけたお陰でぽっかり空いたバイタルに寿人が下がってきてドフリー。前を向いた寿人には選択肢が4つくらいあるという展開になったはず。
なのに57分、山形CKからサンフがカウンターのチャンス。バイタルまでドフリーで走り込むナカジだが、右サイドでボールを持つハギーはナカジを一切無視してゴール前へクロスを上げるもあっさりと敵に当たって不発、文句も言わず自陣へ戻っていくナカジ。
18分、スト→森脇→アオ→スト(と同時にアオがゴール前へフリーラン)→ナカジがアオへラストパス→アオがボレー、の場面はなかなか美しかったが、なにげに森脇もアオの外をフリーランしてゴール前に詰めていたのが恐ろしい。
83分、右サイドからゴール前へ走り込むミキッチへDFの門にスルーパスを通そうとしたナカジのアイディアは流石(門の1人に引っ掛かったけど)。
浩司は調子悪かったのに結局フル出場かと思って試合後のインタビューを読むと、本人もミスキックを自覚していた。
ザッケローニが昔のイメージと変わらぬサッカーをするとなれば、田代は絶対選ばれるよな。都倉の真価は見たことないけど、田代のハイボール競り勝ち率がアホみたいに高そうなのは想像出来る。

第465回totoは、1点100円で13分の8当たり。全部ホーム勝ちにしてみたら、案外当たった。