パロップのブログ

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Jsports「第13節・横浜Fマリノス戦」

2010/7/19放送、実況:君崎滋、解説:沖原謙
大卒DFの内定が決まり、恐らく宗近が昇格するとなれば、個人的に期待していた野洲高→びわこ大の4年生がサンフレッチェに来ることはなさそうでちょっと残念。
今さらだけどワールドカップの感想。デンマーク戦前のチームの雰囲気は、2004年の女子代表五輪予選・国立の日本対北朝鮮戦に似ていたように推測する。しっかりと準備してきた/勝つ自信だってある/でももしここで負けたら日本プロサッカー(女子サッカー)というコンテンツビジネスがまるごと吹っ飛んで10年は立ち直れないかもしれない、という恐れ。“勝つために全力を尽くす⇔ゲームだから勝ち負けは当然出るもの”という選手個人の中で合理的に処理できる感情には収まらない別の何かを背負って戦う苦しさ。2006年の失態や協会の失態が積み重なって起きた人気コンテンツからの転落の集大成を、ほぼ部外者だった人間(アテネ組とか2006落選組とか)がたった1試合でほぼ清算する羽目になった理不尽さ。その中で「協会のお偉いさんや偉大なセンパイ方から理不尽な役目を押し付けられたけど、味噌っかすだった俺達にはそういう尻拭いが似合ってるかもな。開き直って一丁やってやろうじゃん」ってポジティブな方向に団結出来た素晴らしさこそに、個人的には感動した。

8分、ナカジ→寿人のCB2人の間を抜いたスルーパスはGKまで達してしまったが、ナカジが日本最高レベルのスルーパサーであることを存分に証明した。
13〜14分、結構前からボールを奪いにいくも軽くいなされて奪えないままパスを回される嫌な展開に見えた。というかマリノスはもっと個人能力に頼ったバカっぽいサッカーをしているのかと思ったら、意外と丁寧にパスを繋いで面白い感じだった。
前半のアオは数本仕掛ける前の繋ぎのパスでミスをしていたし、本人の言う通り完全復調まではいっていないみたい。
55分、中盤でアオがボールを持った時ナカジはアオの隣にいて、アオ〜寿人〜左サイドの浩司をオトリに服部〜中央へフリーランしたナカジへ折り返し、ゴール前でナカジがシュート。アオの右隣りにいたザキさんはナカジから少し遅れてランを始めて最後はゴール前までたどり着いていた。他方パスを出した時点でナカジに追い抜かれた寿人は前掛かりにならないようセンターサークル付近残り。この辺の複数人での入り方とかは、無秩序のようで約束事をちゃんとやっている感じがする。
89分、(多分)セットプレー残りでオフサイドを取られた槙野がその後も前線プレス要員として残ってたら、ミシャの大声が集音マイクに入ってて面白かった。「マキッ、マキッ、戻れバカッ」みたいな感じ。