パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

Jsports「第11節延期分・セレッソ大阪戦」

2010/7/15放送、実況:君崎滋、解説:前川和也
土曜日にサッカージャーナリストの小澤一郎氏とバルサスクール福岡校コーチの村松尚登氏のトークイベントに行ってきた。村松氏の話で興味深かったのは、日本語に良い誉め言葉がないということ。ワンプレー、ワン動作に「よしっ」「いいぞっ」が身体的に合わないのか、結局スクールではスペイン語で誉めているということだった。私の個人的な考えだが、指導者というのは役者の素養もいるわけで、日本語で“誉める人”を大げさに演じると松岡修三になってしまう難しさがあると思う。ミシャが「ブラボー」を好む理由の一端に“かっこよく言い易い”があるかもしれない。
それにしても、エスパニョールの篠田・高野とバルサのメッシ・セスク・ピケがユースで同世代だったとは盲点だった。ぼーっとしていると時の速度に振り落とされてしまう。

先に観た人達の前評判を聞くと気持ちの面でどんだけひどかったのかと思ってみたが、自分たちのプレーが出来ていないのと凡ミスの区別は確かに難しい。
槙野のFKは一時期ポストによく当たっていたカズのミドルシュートのようだ。
30分頃からハギーの退場まではそれほど悪くないというか、双方痛み分けな感じだった。
雨の中の5000人ということなのか、ハギーが退場になった時、昭和のパリーグみたく野次の響きがよく通りそうな空気感が画面から伝わってきた。
52分、相手FKをナカジが自陣で拾ってアオ→寿人→ゴール前に超ロングランのナカジがシュート!のシーンは良かった。シュートの跳ね返りを拾った服部があれだった。
家長様のゴールシーン、森脇の「槙野君がシュートコースは消しているはずだし、西川君の守備範囲だろうから、俺が下手につま先で無理してクリアしない方がいい…っておい!」みたいな表情が面白かった。
3点目を取られるまでは、アオ/ナカジ/浩司から寿人/チュンソンへ「通れば即決定機」狙いのパスが意図的に放り込まれてて、それほど悪くないと思った。
4点目は森脇の横パスをさらわれて、5点目はファールを受けたとセルフジャッジしたのが起点。気合いが足りないのか、いつもの光景なのか。「奪われた後厳しくいけよ」という意味では確かに気持ちが切れていたのかもしれない。