パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

Jsports1「第7節・川崎フロンターレ戦」

2009/4/27放送、実況:寺西裕一、解説:前川和也
2005年、ワシントンの凄さがあっという間に伝わったのはゼロックス杯が地上波で放送されたからだったと記憶する。スカパーが全試合を生中継し、2ちゃんが細かいローカルネタでも瞬時に全国区としてくれ、ブログが広まったネタを個人の視点から深めに印象を語ってくれる。Jリーグに関しては、この4年で面白い事が広まって共有されるシステムがすごく完成され、サンフが馬鹿サッカーをやっている事も随分と広まっている感じはするが、大手メディアは首都圏で試合をしないと観に来ないし、相手にしてくれないので(見本市としての鹿島戦でしくったのは残念だった)、是非とも来月のジェフ戦では怪我人も出停人もなく思う存分馬鹿サッカーを披露して欲しい。TVガイドをみるとBS-TBSで放送もあるみたいだし。

12分、ミキッチが自分が取ったCKを蹴らない。
ストがいないと、カズが結構ロングフィードを使う。
18分、服部からゴール前に飛び出した青山にパス、後ろから走り込んだ青山に追い抜かれた一誠は、交代していなかったらいつものチンタラと誤解されそうだった。怪我は14分にモリと接触した時か。
25分、柏木から裏へ走る寿人へパスは通らず、という場面で、ポッカリ空いた中盤にいた高萩が「俺に出せよ!」ってジェスチャーをしていた。寿人が裏に走ると最終ラインも釣られて下がるので2シャドーの所がフリーになることを実感した。
見直すと、森脇は失点する1コ前のプレー、後ろからジュニーニョにつつかれてボールを奪われた時から集中不足な感じ。
中島は最終ラインから「フリーなのに何で?」的なちょっと怖いパスミスをする。81分、全員ディフェンス中、スライディングでボールを奪い、そばの青山にボールを渡した後、前線に上がっていく様は「流れの中でトップの位置にいる俺がそのまま上がって何が悪い? 空いたスペースは代わりに誰かがカバーするだろ?」という父オシムの薫陶を受けた人らしい動きだった。
後半10分くらいまでに前線からのアホみたいなプレスをかわされてカウンターから3点失ってもおかしくなかった。
67分、ネットでも話題になっていた高萩のアウトで出したサイドチェンジのパスはアイディアもすごいんだろうけど、それを具現化出来る技術の方が恐るべしなのかもしれない。
後半始めから、森脇と槙野を同サイドに置いて交互に攻め上がるのは面白いと思ったが、コメントを読むと監督の指示だったのか。グッドアイディア。

ユース仕込みのテクニックとクリエイティブなフリーランをするセンスを合わせ持つ山岸だが、川崎の個人打開サッカーに合わないのならレンタルで半年くらい貸してもらってもいいんじゃないかと思っていた。この試合を見る限りは、今のチームに合わないのか本人の調子が上がらないだけのかはよく分からなかったが、来た日からミシャサッカーに馴染めそうで且つ獲得の現実味がありそうな人材。