パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事


ETV特集』公式サイト(http://www.nhk.or.jp/etv21c/index.html)のお詫びの文字がデカ過ぎてワロタ(他のブラウザだとまともかもしれないのでスクリーンショットをとってみた)。ソースを見たらstrongというタグの効果らしい。strongタグはテキストを強調する際に使用するそうだが、強調し過ぎにも程がある。まあこのトップメニューにある「再放送の予定」をいつクリックしても、実際に土曜日の昼間辺りで再放送があった時でも「再放送の予定はありません」しか掲載されていなかったので、いつかやらかすだろうとは思っていた。NHKは基本的にサイト運営を舐めてて、素人に更新させている。
3/17放送の『ETV特集』「今村昌平に捧ぐ」をみた。マーティン・スコセッシが自分のことを「小さなシチリアの村から来た少年」と言っているなかで、provincialという単語が耳に入った。イタリアサッカーの話題で「プロビンチャ」という言い方が使われるので、provincialもイタリア系のスコセッシが子供の時に聞いたイタリア語の語彙を勝手に拝借した言い回し/造語なのかと思ったら、普通に英語辞典にあった。単なる「地方の」という意味ではなく、「田舎くさい、偏狭な」というマイナス要素も含んでいるらしい。「辺境に住む人が偏狭だというのは偏見だ」という言葉狩りに遭いそう。
『卒業』を見たことはないが、ジェニファー・アニストンロブ・ライナーの組み合わせに惹かれたので、WOWOWで7/5放送の『迷い婚』をみた。基本的に箱庭的なロマンティックコメディは大好きだし、小粋なアメリカンジョークで彩られた巧みな台詞には感心するばかりだけど、世間知らずのパサディナ住人を皮肉な眼で見ている主人公の女性自身が自分探しの夢見るお嬢様なんて設定を見せられても、時代の気分とずれているというか、自分はちょっと乗れなかった。2005年公開の映画だが、舞台の設定は1997年。9.11の前に「『卒業』の30年後だよ」という触れ込みで公開してくれたら、もっと話題にもなったしヒットもしたのではなかろうか。もっとも「それは時代の気分じゃなくてお前の気分だろ」と言われればその通りだし、「こんな時代だからこそ職人芸の娯楽を楽しもうよ」という考え方も当然ありだとは思うが。アニストンの妹役は、『フレンズ』がリース・ウィザースプーンで、今回がミーナ・スバーリ。アメリカ人の固定観念では、ああいう顔の姉にはああいう顔の妹がいるというイメージがあるのだろうか。