パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

朝からすっきり目覚めてフジ739でU20ワールドカップ『コスタリカ対日本』を見る。理大は初戦よりも吹っ切れていたみたいだし、内田キュンは動揺が顔に出ないところが良い。槙野は以前よりも繋ぐ意識が高くなり、キックの精度自体も高くなったように見える。ミシャはいずれ石の礫を受けながら解任される予感がするけれど、3〜5年経った時に槙野や遊佐のような若手連中から「プロになったばかりの時にミシャからきちんとボールを繋ぐことの大切さを教わって良かった」みたいな言葉が出れば万々歳。
ナイトレイ版を見た余勢を買ってBS2で7/4放送の『ドクトル・ジバゴ』を見る。昔の映画は展開が80年代サッカー並みに遅くて、テレビドラマで育った自分にはだるく感じるのが正直なところ。リーン版も場面場面は美しい映像なんだけど、物語の出来としてはナイトレイ版の方が原作で印象的な場面(1人のパルチザンが狂って家族を殺す場面とかラーラが去った後でユーリとパーシャが語り合う場面とか)を盛り込んでいて自分の好みだ。もちろん再映像化にあたっては敢えてリーン版ではカットされた場面を優先して採用した可能性もある。それにしても、許嫁がアレクサンドラ・マリア・ララならともかくジェラルディン・チャップリンだったら浮気もしたくなるわ、というのは冗談としても、女優のせいではなくキャラ設定の時点で、自分にはラーラの魅力が分からない。複数の男から言い寄られているので普遍的な魅力があるのは確かなんだろうが、普通に生活感もあって娘もいていわゆるファム・ファタールとは違う気がする。「純潔かヤリマンかという二極で、間のない日本男性の女性観」(byライムスター宇多丸氏)から飛躍すれば、これは日本男性には分からない魅力なのかもしれないが、彼女に惚れた代表者その1パーシャは原作の中で「娘らしい含羞と大胆不敵な挙措とが入りまじる、彼女独特のあの姿態にね」と言っているし、その2ユーリも「中学校の女生徒らしい無垢なものと、早熟な秘密のドラマのヒロインとが、彼女の中には同居していましたね」と言う。つまりロシア人は「純潔かヤリマンか」で二択するのではなく、両方を備えた女性に惹かれるのか。ロシア的とは不可解なり。