パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

相変わらず天気予報は終日やや雨だったが、空を見る自分の眼を信じて県立図書館へ行く。ダラダラと『史学雑誌』やら『情況』を読んでいると、女子高生(のようだけど、シックな制服と濃いメイクから専門学校生かも)の集団が調べ物をしにやってきた。ヒソヒソ/キャッキャと気遣いながらも賑やかで、素晴らしい午後だった。
NHKドキュメンタリー好きだと結構楽しめるNHK放送文化研究所が出している月刊誌『放送研究と調査』の6月号では、「“YouTube現象”は何を問いかけたのか?」(by四方康嗣)が、業界誌なのにテレビ局より視聴者側に立った視点で語られているので面白かった。ネットには疎いけど放送業界の動向には関心がある、という人が対象読者だと思われるが、ネット用語が注釈抜きで使われているから理解し難いかもしれない。ユーチューブが流行り出した頃からその展開を眺めていた自分は、テレビ局の人間が削除に奔走する描写とか楽しめた。速攻で削除できるような仕組みが整っていく様は全く知らなかったので勉強になったし。しかし、論文の最後は「テレビコンテンツは宝の山だ!」という前向きな展望だったけど、ユーチューブにアクセスする大半の人は見落とした生放送中のハプニングなんかが見たいだけで、パッケージとしてのバラエティ番組などは見逃したところで気にならないのでは。見逃したドラマの1話目をネットでフォローし、面白かったら2話目からテレビでちゃんと見てくれる、という使い方くらいしか浮かばない。