パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

6/25放送の『未来図鑑』は総集編。新しいCMも無し。

第286回totoは3ダブル800円で8当5外。前日にCSのハイライトも見てJ'sgoalのプレビューも読んでかなり準備したのにこの結果。ダブル3通りも全部土曜日分に注いだのにこの結果。日曜日の予想は4当0外だったがむなしいだけ。とまあ先週と全く同じ結果だった。
ファンタジーサッカー第17節は82fp。相変わらずの広島メンバーでDF組んでいるから、ひどい結果とばかり予想していたら、中澤とレアンドロと柏木が素晴らしい。
2年前にサンガを見た時は、サイドハーフの先発が星大輔中払大介で、美尾敦加藤大志が交代で入ってきた。さらにシーズン始めの秋田のインタビューなんかを見ていると渡辺大剛を売り出そうかという勢いだった。なのに最近のメンバー表をみたら、今シーズン獲得した徳重隆明倉貫一毅がレギュラーとして出てる。強化の方向性が一貫しているというか、ポジションがかぶっている選手を取り過ぎてて贅沢にも程があるというか。

6/26放送のBS1『きょうの世界』「コソボ自治州・最新報告」に現地を取材した木村元彦氏が出演。コソボに住むクロアチア系住人の部屋にボクシッチのポスターが貼ってあるのを撮影しながら「帰属意識はクロアチア」と言うのがサッカー脳らしかった。基本的にNHKNATOの人道的空爆も支持したし、コソボの独立も自然な流れだと考えている米国とEUの犬なので、木村氏が「空爆後、民族間の対立はむしろ悪化した」「コソボの独立は二つ目のアルバニア単一国家を生むだけで、民族融和に繋がるわけがない」みたいな発言をする度に、キャスターは気の毒なほど渋い顔をする。
6/26再放送のBS2『残日録』に出てきた若い女の子がいかにも「アイドルを押し込んでみました」だったのでオープニングのクレジットをみたら谷内智美という人だった。今でも活動しているのか検索してみたが、90年代始めにグループアイドルとしてデビューし、行き詰まったところで次の活動を模索していた時期の出演だったようだ。芸能界で生き残っていくのは大変。

スティーヴン・レイ、サザーランド父、マックス・フォン・シドーの存在感が印象に残るテレビドラマ『シチズンX』の中で出てきた台詞を、全く違う文脈の中で引用しようと企んで原作を読んでみたが、どうやらドラマオリジナルの台詞だったらしく、発見出来ず無駄骨に終わった。しかし物語そのものが結構面白かったので、感想でも書いておこうと思う。文庫本の中にモデルとなった実在の人物の写真が掲載されているが、前述の3者には全く似ていないのに、何となくその人格を表現しているようで、俳優というのはすごいものだ。
50人以上の人間を惨殺したチカチーロが何故なかなか捕まらなかったかといえば、捜査する警察が一般民衆からはおっかないもの、なるべく関わりたくない、自分からは目撃したことを証言しに近付きたくないものとして存在していたからというのがあるらしい。刑事裁判でも、警察/検事/裁判官は一応役割分担しているけれど、基本は証拠より自白偏重で、検事が起訴すれば有罪確実で、無罪になったりすると出世に響くから、何がなんでも自白させる、本来は拘束してから一定の期日までに起訴しないと釈放しないといけないけれど、自白するまで拘置し続けるために、国営企業に支給されたガソリンを自家用車に使う、国営工場に配給された部品を自宅の修理に使う等、ソ連人なら誰もがしたことがある微罪で別件起訴され続けるとか、こういったエピソードをまじえながら当時のソ連に住んだことがある米国人ジャーナリストの著者は驚くべき欠陥システムのように書いているが、正直現代の日本に住む人には見慣れた光景であるといえなくもない。
犯人は勤める工場のために部品を売ってくれるよう手配する仕事をしており、勤務時間や場所に融通が利く立場で、出張の途上で、地方のしなびた駅にたむろする家出少女や不良少年のような、ソ連の建前社会では存在しないことになっている人間を近くの森に誘ってはメッタ刺しにするのが大体の手口なんだけど、今の日本で出来るだろうか。出張先の寂れた地方都市の駅前で居場所のない少年少女を拾うのは簡単でも、ホテルで惨殺しても防犯カメラに残るだろうし、車に誘って山で惨殺して埋めても高速道路の記録が残るかもしれないし、レンタカーの記録も残してはいけない。誘ってから惨殺するまでに携帯やメールに「これからおっさんとどこどこへ行く」なんて記録が残らないように注意しないといけない。そう考えると、見知らぬ人が集う鉄道駅から線路沿いにすぐ鬱蒼とした森がある80年代のソ連というのは、悪い意味で条件が整っていたということかもしれない。ソ連の場合、建前として連続殺人犯なんて存在しないから、新聞やテレビで報道されなかったのも殺人が続いた理由のよう。それからチカチーロの幼少の記憶に独ソ戦時のドイツ兵拷問とか人食エピソードがあるというのは、レクター博士の設定に採用されているのではないかと思った。
最近判決が出た自殺サイトで被害者を探して窒息させることで性的快感が得られる加害者の裁判傍聴記をネットで読んだが、被害者が男女混ざっている部分も含めて本書の主人公と同じ。チカチーロの場合は、被害者の死や苦痛そのものよりも被害者を刺すことに快感を覚えたようで、返り血を浴びないようにするための手段として先に心臓を止めた=殺した。信頼出来る学者に自分が何者なのか明らかにして欲しいと願うところも同じ。性衝動がどこから来るかも分からないし、自分で止めることも出来ないが、犯行そのものは冷静で計画的。こういう人格は近代社会では想定されてないのだろうから、その延長線上にある近代裁判の中で精神鑑定とか責任能力とか争点にしても意味ない気がする。ところで何故犯人が捕まったかは新聞記事を読んでも分からないのだが、恐らく被害者の遺体が発見されて事件化、被害者のパソコンの中身を見て加害者とのつながりを発見ということだろう。一期一会の相手(行方が分からなくても家族から顧みられないタイプ)を殺して山の中に埋めたら、発覚しない可能性が高そう。

子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)