パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

6/4放送の『未来図鑑』は、スタートが15分遅れたことに気付かず、当然ラスト15分は録画に失敗。スタジオゲストは最初がチュラマナ、次が劇団「散歩道楽」主宰の太田善也。CMは変わり無し。

先日、ヤフー検索「山口智也+NHK」で空前のアクセスがあったので何事かと思ったら、痴漢で逮捕だった。これはもう植草先生と同様に「憲法押し付け論を否定するドキュメンタリーを作ったから権力によって陥れられたんだ!」説が流れるのは間違いない。陰謀論の歴史がまた1ページ。地方人の自分には、いい年した社会人が眠くなるまで酒飲んで電車に乗る感覚が分からない。

小学生の頃、確か土日の昼間にテレ東系で見て、ずっと記憶に残っている映画があったのだが、レンタルビデオ屋の中古コーナーを見ている中で偶然タイトルが判明した。ジーン・ハックマン主演の『地獄の7人』だった。幼心に「解放された捕虜(いわゆるMIA)の数より戦死した救助隊の人数の方が多かったら意味なくね?」と思ったのだが、人数は問題ではなく、市民1人を救助するために軍隊100万人を動かさなければ理論的には立憲主義に基づく国家システムが崩壊する可能性もあるということが今なら理解出来る。実際には数によって打算的/妥協的にならなければならないものだろうし、映画でも米国政府が動かないので私兵を集めて戦闘行為に及ぶわけだが。米国とベトナムはMIA問題が解決しないまま国交正常化したらしいが、「MIA最後の1人が帰ってくる前に国交を結んだら、国家は国民を守らない悪しき前例になる」と「1000人くらい見捨てても、戦争状態を終結させるのは国益に適う」を両極端に置くと、どちらが正しいというものでもなく、どこか中間で妥協するのが現実世界というものだろうか。映画を見た時は「米国って大変だなあ」と呑気な感想だったけど、30年経ったら日本の方が「相手政府が公式には存在を否定する行方不明者」の問題に頭を痛めているのだから、まさしく万物は流転する。