パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1『BS特集』「深まる混迷 和解への対話〜世界経済フォーラム 中東会合2007」

2007/6/4初回放送、50分、キャスター:岩渕梢/藤澤秀敏(解説主幹)、エンドクレジット無し
5月18〜20日にヨルダンで開かれた会議(http://www.weforum.org/en/events/WorldEconomicForumontheMiddleEast2007/index.htm)の様子を伝える同シリーズも今年で5年目。今年でアメリカ総局長を退任して解説主幹になったらしい藤澤氏のWEF大好きっぷりにも困ったものだが、放送を5回とも見ている自分も大概。この5年の間に、場の雰囲気を伝えるだけの映像や参加VIPへの単独インタビューはほとんどなくなり、重要なセッションの内容をきちんと伝えるスタイルに変わってきた。
全体のテーマは「多様性を活かす」(多分"Putting Diversity to Work")。放送ではアブドラ国王による基調演説のほかに、約50のセッションから3つを選択。「パレスチナ 和平は実現可能か(The Arab-Israeli Conflict: What Is the Way Forward?)」「イラク 治安回復に必要なのは(Iraq: The Regional Security Dimension)」「リーダーが語る 安定への提言」。最後の「リーダーが語る」は1つの会合の模様というよりは、いろんな会合から元首級の発言を抜き出して編集した感じ。
藤澤氏が「日本からの参加者は皆無だった」と嘆いていた。数年前は外務省から派遣されていたはずなのにどうしたことか。確かに検索しても報道記事すらほとんど引っ掛からない。こういう金持ちの集会ばかり持ち上げていると、反グローバリゼーションの人達から冷たい人と言われそうだが、でももっと外交貴族の集まりに顔を出すのも大事なのでは、外務省たるもの。
米国共和党の立場を代表して出席したのは、クリス・シェイズ下院議員とオリン・ハッチ上院議員。間違った情報や知識や偏見に基づいて発言している部分もあるのだろうけど、公の議論の場に出てくる姿勢はさすがアメリカンだといつも感心する。
ラーニア王妃が着ていた"EMPOWE(RED)"というTシャツが気になって検索した。「プロダクトRED」という活動の一環だった。参加企業の一つGAPの1ブランドということだろうか。たまには画像でも貼ってみようと公式サイトから拝借したが、寛容なる王妃なら許して下さるだろう。

いつも瞳がウルウルしててキュートな岩渕さんが何物なのか探ってみたら、所属事務所のサイトに同じような路線の顔が並んでいた。こういうニュースキャスターとバラエティリポーターの中間職を斡旋する事務所に所属している以上、本人が「脳味噌の出来で判断して欲しい!」と思っていたとしても、容姿が話題になるのは避けられない。