パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第11節・横浜FC戦」

2007/5/12放送、実況:下田恒幸、解説:田口光久
試合が終わった後に携帯サイトの前日プレビューを読んだら、今日はまさに中野氏が危惧した状況そのままの展開だったので笑ってしまった。ついでに左に柏木、右に浩司だった理由も今さらながら判明した。浩司が右サイドで半身になるのがあれほど下手だとは思わなかった。今日は監督と選手のコメントだけ読んで他のサンフサイトや2ちゃんのサンフスレには近寄らないようにしよう。週末までは戸田サイトの更新を楽しみに待とう。

引かれると打つ手がないということは、なんやかんや言っても相変わらずカウンターサッカーのチームだったという結論になりそうだが、水曜日にガンバ相手にやったことを今日はYFCにやられただけと言えないこともない。こちらの2トップが自由にシュートを打てないように向こうのCBがよく頑張っていたのは認めなければならない。
相変わらず「ミシャは交代枠を使わねえ」と批判されてそうだが、元々後ろからボールを運べるMF的選手がDFにいるから、DF→攻撃的MFをする意味はあまりないし、前にFWを4人以上並べても詰まるだけだろうし、監督も手を打ち難いところだった。敢えて結果論でいえば、クロスは右の駒野から上げることをチームで徹底し、ペナ付近まで絞りっぱなしの服部を俊介に代えるくらいしか思いつかないが、服部は連続フルタイム出場があるのでこれまた難しい。
スペースを埋めちゃった相手をこじ開けるにはやはり個人技、というわけで柏木のドリブルや青山のミドルが欲しいところだったけど、カウンターを食らう変な取られ方はしたくない、出来れば綺麗に崩し切ってからシュートしたい、という気持ちも分からないではない。ところで、試合後のカズが評論家のように冷静で他人事なコメントをするのは既にデフォだが、案外と柏木も「状況は冷静に把握していたけれど行動が伴いませんでした」という「選手がそれを言ってしまうと身も蓋もないなあ」的コメントをするのが面白い。やはりナカータタイプなのか。
前半の前半は、サイドの服部&柏木、浩司&駒野で簡単にボールが運べ過ぎるために、敢えて難しいことにチャレンジするアイディアも生まれず、まんまと術中にハマってしまった。
16分の戸田→ウェズレイ〜浩司シュートがポスト、17分の戸田→寿人〜服部ドリブルはゴールラインを割る、18分のカズ→ウェズレイへのパスがカットされるも三浦のドリブルを柏木が体を当てて奪いカズが裏へ飛び出した寿人へフィードはオフサイド。この時間帯は流石の戸田が頭を使い、中央に固まるウェズレイ&寿人へ楔を当て、それから外へ開くという効果的なジャブを繰り出すようになって、良いリズムが生まれそうだったが直後にオジャン。
23分の失点は確かに戸田プギャーなんだけど、よく見直すと、その前に青山が競り合いの中で三浦に引っ張られて転ばされているために戸田へのパスが弱くなっている。あそこでファールがもらえていればなあ、といえなくもない。
日頃の「いつもサンフに不利な笛を吹くクソレフェリーばっか」という意見には組みしないつもりだが、今日はもう少しホームアドをくれても良さそうな気がした。ただでさえ激しいディフェンスをしないサンフなのに、相手に大したドリブラーもいないのに、前半のFK数の差はないだろうと。まあ実際に現地で見ると、テレビで見る以上に当たり方や転び方が本物か嘘か分かるものだろうから、こちらとしては声高には言えない。
ウェズレイは1週間休んだお陰か、身体のキレが良さそうだった。
確か平繁が良いフリーキックを持っていたはずなので、交代で入ってきた時は遠慮せずに蹴ってほしい。