パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CSでドイツ戦

2007/3/24、レトナ
昨年11月にひどい試合を生でみているため、それほど意外ではない結果。自分は基本的にチェコ好きのサカヲタなので、チェコサッカー自体は世間的に強くなくても面白くなくても、見ることが出来ればそれで構わないのだけれど、やはり有力国でなくなると日本での放送もなくなってしまうので、本大会に参加出来るように頑張っていただきたい。
ポラクとガラセクを横に並べるのかと思ったら、中盤は明確なダイヤモンド型4-4-2。3センター+ロシツキともいえる。ドイツの両サイドをふさいだ上でフリングス×ロシツキ、上がってくるバラックに対してガラセクを付ける作戦だったのだろうか。
先制されると追い掛けるために両サイドが上がりっ放しになり、面白2バックになるのは相変わらず。それがスタイルだと言われればどうしようもないが、チェフの神セーブありきの戦い方という気がしないでもない。そのチェフはセットプレー時の守備範囲が狭くなったように感じた。以前は空中でさわれるコースにきたら、迷わず飛び出してパンチングしていたような。
せっかくのチラシの裏だし、希望フォーメーションでも書いておこう。こういう時、余所からクレームが来ないマイナー国は気楽で良い。
・・・・・・コレル・・・・・
ヤンクロ・ロシツキ・ハインツ
ロゼフナルウイファルシ
イラネク・・・・・・グリゲラ
・・・コバチ・・シボク・・・
継続的に見てきた結果、シュタイネル、ヤロリム、ポラク、プラシル、シオンコ、ブルチェク、ラファタ辺りは見切ってしまいたい。左サイドは縦に上下動するMFと守りで蓋をする長身SBの組み合わせ、右サイドは上下動するSBと中に入りたがるMFの組み合わせ。正直ハインツの状態は知らないので他の選手にも期待。最終ラインに置くと不安だが、足元のセンスと運動量は期待出来る両人を守備的MFへコンバート。バロシュの裏抜けはラスト30分で活かしたい。CBは誰も一長一短なので適当に新顔を。フブシュマンとかティツェとかどこに行ってしまったのか。それはともかく、以前にも書いたことだが、代表監督は4年を限度に交代すべきだろう。結果が出ないとすぐに「若手を使え」と唱えるのもどうかと思うが、監督の好みがガラッと変わることは考え難く、代謝が悪くなるのは否めない。

最近の海外サッカーは、WOWOWで「やーやー我こそは〜」式のリーガしか見ていないので、事情には通じていないのだが、今はどこもこの試合みたく、せわしないガチャガチャしたサッカーをしているのだろうか。ディフェンダーまで一度下げて、空いているサイドにボールを動かす場面はほとんどなく、縦に前にボールを進める傾向を感じた。「現代サッカーはサイドを変えても相手の陣形は崩せない。それよりは成功率は低くてもゴールに直結するパスを選択しろ。パスミスになってボールが相手に渡っても、そこからすぐにディフェンスに入れば再奪取も可能だから」という風に見えた。この既視感は何だろうと考えたらJリーグだった。もちろんパスのスピードや長さはレベルが違うだろうが、来日ブラジル人が「日本サッカーは急ぎ過ぎだ!」と言うあの感じと似ている。磐田鹿島時代の頃、サカダイの荒井記者なんかは「世界の潮流はマイボールを大切にすることなのにJリーグときたら〜」という文章ばかり書いていたのが、今や日本が最先端だったりして。
試合の感想を探してブログ検索したのだが、ドイツファン、特に女性ファンが沢山いるのに驚いた。ポルディとかシュバイニーとか専門用語が多くて敷居が高い。もちろん日本でブンデスが放送されているのは大きいだろうけど、アンダー世代からハンサムボーイをメディアに露出させて思い入れをもたせるという、いわゆるジャニ的戦略が当たったのではなかろうか。