パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第34戦・清水エスパルス戦」

2006/12/2放送、実況:西岡明彦、解説:川本治
その日のうちにリピート放送があることだし、リアルタイムでは優勝争いを見ようか、残留争いを見ようか、昇格争いを見ようか、はたまた世界バレーのセミファイナル(サッカーに限らずボクシングでもバレーボールでもポルスカの応援は熱くて好きだ)を見ようかと迷ったが、結果的には忠節を守って良かった。10人になってもひるまず、ドン引きにならないサッカーを見せてもらった。試合開始前は「60分足らずで電池が切れるハンジェの後に誰を投入するのだろう。ベンチに控えMFはいないし」といったところに注目していたが、戸田の退場でゲームプランが崩壊。もっと早く全員の足が止まるかと思ったが、相手もゆるいサッカーをしてきたおかげもあり、2点目を取られるまで全員が頑張っていた。
もっと中盤で丁寧に繋げばチャンスを生かすことも出来たかと思うと、もったいないミスも多々あったけど、ウェズレイと青山がいないなか、そこまで完璧に、理想のシナリオ通りに回り過ぎても怖いので、この辺りで小休止も仕方ない。まだ吉弘や槇野にモダンさが足りないのも分かったし、レギュラー固定の理由&層の薄さも改めて感じた。次の天皇杯はテレビ中継があるらしいので、シーズン総括みたいなのは天皇杯敗退が決まってからにしたい。というか、戸田は来週出られないのだろうから、またスタメン予想で楽しめそう。どうせならスタメンから吉弘を中央に、カズを右に、槇野を中盤に。
個人的な願望のうち、千葉戦の感想で書いた「柏木とクワダの併用」は実現したので、新潟戦の感想で書いた「センターハーフ駒野」も見たかった。モダンな3バックからパスを貰いに来る選手は、青山のように周りを囲まれても平気で展開出来る技術と視野が必要だが、残念ながらハンジェにはない。ならば、駒野を中央に置いてハンジェを右アウトサイドに出した方が安定しそうだし、寿人の1トップだと服部駒野からクロスを上げても無理があるし、むしろ可能性がありそうなのは柏木駒野が中央から相手を2人くらいかわすか引き付けるかするなど、個人技で数的有利を生み出す方向だと思ったのだが。そもそも自分の推測では、オシム一派の思想だと坂本/水野/山岸等サイドプレーヤーは駒野や服部のような香車型ではなくハンジェ型なのではないのか。ハンジェが疲弊したら、その位置にウジンを投入というシナリオも実現せずじまい。ウジンはジェジン先輩に睨まれたら縮み上がるのではないかとも思ったけど、試して欲しかった。まあ選手起用で結果論をいっても仕方ない。カズと盛田の2バックで後半も続けていたら、ワールドカップのチェコ(ガーナ戦&イタリア戦)のように裏をガンガンと破られ、もっと早くに虐殺されていたかもしれないし。或いはハンジェに代えてカズを中盤に上げ、吉弘or槇野をCBに入れた4バックもありだっただろうし、それこそエンドレスで妄想に耽ることが出来そう。

今さらだけど、マイフェイバリットなダバツは誤診だったのではなかろうか。初期の発表では捻挫だったけど、捻挫で2カ月経っても痛みが引かないというのはプロアスリートレベルだとあまりないような気がする。プロ選手は筋力が落ちたりしないように、痛みがあるうちからテーピングしながら練習に復帰して徐々に慣らしていくのだろうけど、実は靱帯か何か安静或いは手術が必要な怪我だったというオチか。来年も残って欲しいけど、そのためにもちゃんとした診断が下されますように。ミシャの通訳がいるのだから、言語に由来する意思疎通のミスということは有り得ないと思うのだが。

この間は書き忘れたけど、ホームの対サンガ戦で青山の同級生である池松秀明がベンチに入っていた。両者が1軍の公式戦で相まみえるのは3年目にして多分初めて。「サンガも2部に落ちたら若手中心に切り替えるのだろうから、来シーズンは池松にもチャンスがあるかな」と思っていたら、どうやら解雇らしい。やはりサンガはライバルから即戦力選手を引き抜いてJ2を通過する方針なのだろうか。高卒後3年でサンガのベンチ入りすらやっとだった選手に高い評価を与えるのは難しいが、パス&ムーブの作陽高サッカーは4-2-2-2のサンガよりもミシャサッカーの方が親和性がありそうだし、左サイドのバックアップにサンフが獲得してはどうだろうかと期待してみる。サンガ公式をのぞいてみると「右サイド以外の中盤ならオールラウンドにこなせるミッドフィルダー。特に左サイドのドリブル突破に定評がある。迫力ある攻撃はもちろん、豊富な運動量を活かした粘り強いハードマークもアピールポイントだ」と書いてある。サンフにぴったりじゃないか。今こそ筑波閥の威力を!