2006/9/30放送、実況：吉松欣史、解説：木村和司
負けなくて良かった。前半飛ばし過ぎたのか、後半は足が止まり、75分くらいまでは防戦一方だった。「こりゃあ逆転されるなあ」と思って見ていたけど、まあ川崎だって無理して追い掛けていたのだろうか、最後はお互い様だった。
後半の最初から、DFの裏にロングボールを放り込まれ、（試合後の中村のインタビューを読む限り）戸田に対して今野がプレッシャーを掛け、サイドからクロスを上げられ、運動量でリバウンドを拾われると、中央から波状攻撃。前々監督時代からFマリなんかによく狙われた手だったような記憶がある。
前半から青山×今野、浩司＆柏木×中村＆谷口になっていたようだが、特に後半は中村が下がり気味の位置からフリーで配球していたので、むしろ青山×中村にした方が封じることが出来そうな気がしたが、青山は今野に引っ張られてバイタルを空けてしまったのかもしれない。或いは、柏木か浩司に代えて中里をマンマーク用に投入とか。
柏木はトルシエ政権下の市川みたいな気に入られ方をしている感じ。青山も浩司も柏木も「攻撃時は自由に、でも相手ボールになったら正しいポジションに帰る」みたいなことを無意識のうちに出来るようにならないと、なかなか流動的かつ攻撃的に行くのは難しいのだろう。ただ現時点では、戸田がいうようなポゼッション重視と流動性が融合したような面白いサッカーよりも、相手を型にはめて窒息させる今のような戦い方の方が個人の役割も徹底出来てよいと、個人的には思っている。
ダバツのあれはスライディングした時にスパイクが芝に引っ掛かって自爆っぽかった。今日はたまたまばっちり小競り合いをテレビに撮られてしまったが、90分ダバツを追うカメラを置いても多分楽しめるはず。
…
試合の感想はこれくらいにして、たまには余興を。来年のことを書くと鬼に笑われるかもしれないが、来シーズンのマイ期待のスタメンを考えた。
・〈ハース〉・寿人・
・・・・・・（前俊）
・・・・青山・・・・
・・・（猛犬）・・・
・浩司・・・・柏木・
（服部）・・・・・・
・・・・一誠・・・・
・ダバツ・・・駒野・
・・戸田・・カズ・・
・（高萩）（槇野）・
・・・・下田・・・・
註としては、(1)ダバツをSBでみたい。(2)「下がってゲームメイクも出来るし、得点も狙えるが、ゴールに直結する仕事以外に難」という前俊のスタイルは明らかにウェズレイと被っているので、このままだと起用するチャンスがないので、ここは攻撃的外国人を代える。(3)ハースは強奪するわけではなく、ジェフと契約しなかった場合、サイズとインテリジェンスを持ったFW（理想はアーノルド）が欲しい。ミシャと文化圏も同じだし、チームへの適応も早かろう。
