パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1『第19節・ガンバ大阪戦』

2006/8/23放送、実況:田中朋樹 、解説:原博実
稀にみるバカ試合を目撃出来たと思ったら、全国各地でバカ試合満載だった。

ともに3-5-2で、中盤の構成も二川×中里、遠藤×青山、明神×浩司で、がっぷり四つになるのかと思ったのに、テレビで見る限り、ガンバのポジションチェンジにマッチアップも変化していた気がする。どこまでもマンツーマンで付いていくと思っていたのだが違うらしい。先にへばっても良いから、役割分担を分かり易くした方が、若い連中は力を発揮出来そう。
前半20分頃、戸田からハンジェへパスが出た瞬間、ゴール前に5人くらい殺到しているのをみて、リスクを負ってでもバカサッカーをするという意思が伝わってきた。
トラップミスやパスミスをみても、ウェズレイと青山のコンディションは悪そうだった。監督はコンディションの良し悪しよりも能力を重視するタイプなんだろう。
ハンジェは前半早々のパスミス辺りからグダグダになっていきそうなところを、よく持ち直した。後半5分、ガンバサイドで転かされたマグノがものすごい勢いで広島のゴール前へ走り込んでいくところ、最後までよく付いていってクロスをクリアしたのが画面に映っていた。ああいう場面で頑張れるところを、監督に買われているのだろうけど、出してみないと分からないのが使いづらい。
下田の肩を叩いたり、シジクレイのマークに振り回されたり、ダバツの行動・仕草がツボにハマっていちいち面白いんだけど、正直、お笑い系DFを楽しめる状況ではない。オーストリアリーグのディフェンダーはあんなマークユルユルで許されるんだろうか。個人的には、後半30分くらいからトップ下でコリカのように使ったら、役に立ちそうな雰囲気を感じる。
最後はカズが戸田や下田にパスを出さず、自分で持って上がるようになったのだけど、あれをついにミシャ流右CBとしての動きを会得したのか、単に破れかぶれになってしまったのか、判断が難しい。
浩司は、大分戦後の日記だと殊勝な事を書いているけど、本当はいまサッカーが楽しくて楽しくて仕方がないんじゃないかと思う。味方がボールを奪われたら全力で戻り、味方のボールになったらゴール前まで飛び出して行く。そういう上下動のコツを掴んだというのか、90分間動いた後の疲れもさぞかし心地よいことだろう。これでベットが戻ってきたり、柏木に序列を抜かれたりしたら、マジでそろそろ移籍を考える時かもしれない。

クソ審と評判の東城穣氏が広島戦に降臨したのは初だと思うが、それほどひどいとは思わなかった。接触プレーとかワンタッチしてラインを割ったりだとか、ガンバ有利の判定ばかり続いたような気がしたけど、多分それは贔屓目による誤差の範囲だろう。