パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS『第16節・FC東京戦』

2006/7/29放送、実況:西岡明彦 、解説:川本治
対戦相手の状態も考慮しなければ不公平かもしれないが、今シーズン最高の内容だったと言い切って差し支えないだろう。今後も良い試合と悪い試合が交互に現れるかもしれないが、1度でも良い内容の試合をしたことがあれば、指針となるイメージも残っていくというもの。というか、このまま気分良く中断期間に入りたいのに、甲府戦を明日見なければならないのが辛いところ。

開始15分くらいで思ったのは、相手が2トップにしてきた時、中里をそのまま最終ラインに残すのだろうかと。その後、リチェーリが入ってきたものの、馬場を引き気味にして相変わらず1トップ。多分、今のサンフレッチェの場合、2トップで来られた上に、ディフェンスラインでボールを回している間にプレッシャーをかけられた方がバタバタしたはず。そんな幸運もあった。
30分くらい経ち、カズが何をやっているのか目に付かないと思う。どうやら今野について画面に映らないところでやりあっていたのだろう。そう思うことにする。下がり目のコンダクターとも上がり目のセンターハーフともなる2人の絡み合いはスタジアムでみれば、面白いだろう。
後半開始前、文丈に代えて吉朗ということで、いよいよリチェーリ対中里、盛田対吉朗になり、逆にサンフレッチェは中盤で優位に立てるかと思ったら、こちらもカズ→一誠に。ミーシャは相手の交代を知らずにこの選択だろうから、恐らくは梶山と馬場に青山と一誠を前半よりもタイトに付かせるつもりだったのでは想像されるが、状況が変わったので分からない。
一誠のバックパスが相手にわたった時、「監督が頭を抱えています」というピッチリポートが入った。多分、監督には前を向いて突破する能力があるのにそれを発揮せず、弱気な選択をした一誠が残念で仕方がなかったのだろう。出来るのにやらない。逆に中里が新監督に重用されるのは、自分の持てる能力を発揮しようとポジティブなプレーをするからだろう。個人的には、もう少しJ1の中で己を知り、自分が出来ることと出来ないことの見極めが出来るようになって欲しいが、それで消極的な選択をするようになると、監督に干されそうな気もする。その辺のバランスが難しい。
ついでにいえば、監督はもっと点が取れたと思っているだろう。「相手はギブアップ気味だったのに、何故か有名な相手選手の名前に萎縮する。いつか反撃に出てくるんじゃないかと勝手にびびって追加点のチャンスを逃してしまった」くらいのことは言いそうな気がする。
監督の当初の構想は、今日のスタメンから中里out→吉弘inくらいだったのだろうか。今後はカズout→一誠inとなるのかどうか。

余談だが、千葉戦と名古屋戦の感想を書き終えた後、我慢していた戸田サイトを読むと、まあ大体は試合の見方が同じだった。まさに「俺、戸田の影響受けまくり」だが、自分は前々監督の影響も受けまくりだし、多分戸田と前々監督のサッカー観も似ていたんじゃないかと思う。
下田もドカ蹴りが解禁されて伸び伸びとプレー出来たのではないだろうか。
リチェーリが悪魔王子ナジーム・ハメドにしか見えない件。
遠目だと服部と青山の区別がつかない件。