パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

ごまコンin倉敷

2005/9/25、倉敷市民会館
以下、ネタバレありなので、その前にどうでも良い個人的な話を少し。
8月末から週末の連休毎に万博へ行ったり、国体サッカー見に行ったり、広島へ行ったりと、ずっと出掛ける事になり、虚弱体質人間は疲労困憊。金曜土曜と久しぶりにのんびり休んで体力回復気味なれど、連休の最終日にコンサへ行くかは、様々な理由からかなり迷う。
当日ギリギリまで迷っている午後の昼下がり、すっかり遠くへ行ってしまったまっつーの天覧公演をNHK総合テレビで見ながら、地方ドサ周りで地元へ来てくれるごっちんへ声援をおくる事に決定。後ろ髪を引かれながらBS1『アルビ対サンフ』は録画で見る事にする。行き帰りの車の中は、ごっちんのCDを載せ忘れたのでフジモンのCD-Rだったのはご愛敬。
倉敷市民会館から500mくらいの所にある高校へチャリで通っていた自分にとって会館周辺は庭だが、自動車で行くのは初めてだから駐車場の要領もよく分からない。16時過ぎに会館の前を通りがかったら「満車」とあるので、市立図書館前の駐車場にとめて歩く事にする。図書館も久方ぶりに入ってみたが、20年近く本棚のレイアウトが変わっていない。自分の脳内における書物整理法はこの図書館の並べ方そのままという気がする。
予習と称して2週間くらい前に2ndアルバムを買った。新録4曲では、自分の中で『秘密』はやや微妙だが、『LOVE BELIEVE IT!』はなかなか。1stでのお気に入りが『デート注意報』という自分だから、もちろん『ペイント〜』もお気に入り。それ以上に『涙の星』をやるのならばコンサートに行っても良いかなと思った。
23日金曜日に大阪公演のセットリストを見て、ちょっと意欲が薄れたので、更なる予習と称する3rd購入は見送った。紆余曲折を経てコンサに行く事にしたが、聞いた事のない3rdからの新曲や『スッピンと〜』のC/W辺りは未試聴曲発表会だと割り切り、気に入ったらちゃんと新譜でお布施を払う事にする(ちなみにほとんどのシングルは中古で持っている)。
大阪公演の感想を読む限り、騒がしいだけの曲も少ないみたいだし、ダンサブルなごっちんにはあまり興味のない自分も楽しめそうだと思ったのも、行く踏ん切りがついた理由の一つ。
当日券売場と関係者受付が同じ窓口というのはどうなんだろうと思った。座席表を見せて貰った限りでは、1階席は10数席を残して完売のよう。ファンクラブで糞席ひいた人は他のツテを使って前の方へ行くから、完売なのに1階後ろは空席になる仕組み。自分は2階のファミリー席を買う。正直、2階席はほとんど埋まっていないのだけれど、ファミリー席には親子連れもいるし、意外に女の子もいる。ごっちん好きの女の子とか学校に行ったら、マイノリティっぽい。
前回ごまコンに行ったのは2003年春の香川で3階席だった。記憶を辿る限り、あれよりはかなり近い。この間、おとめコンのDVDを買ったが、会場やセットのしょぼさにショックを受けた。ネットで評判が良かったのはやはり近いからだったのだろうか。ただアリーナなんかで豆粒を見るよりは、こっちの方が楽しいのは何となく理解出来る。
自分が見に行って以降、ごまコンはカルト宗教化しているという噂を読んでかなりびびっていたのだが、実際には常連さんが声援の手本を見せ、それに地元の一般人が付いていくような感じで、なかなかオープンで良い雰囲気だった。サッカー風にいえば、ゴール裏のコアサポが会場を煽り、それにバックスタンドの一般人が乗るというか。特攻服を着た面白ボーイもどうやら絶滅寸前のようだし。『スッピン』の静寂云々に関しては、そこまで完璧を求めるならば、コアサポを組織化して、開演前に入り口で「今回のツアーはこういうコールで行きますから一般の方々もご協力お願いします」と応援に関する注意事項を書いたチラシを配るとかしないと無理だろう。
前回の香川ではCDみたいにクリアな歌声を体験しただけに、1曲目の『エキゾ』でボーカルがほとんど聞こえなかった時は心配になったが、どうやらウィスパーボイス故の事で、それ以降は歌声もハッキリと届いて一安心。それから今回は巨大モニターがなかった。モニターと本物のどちらを見るべきか迷いがなくなって、個人的にはOK。
歌声がすごく幼くなった気がした。もっと若いなりに光線&力強い系の声だと記憶していたのだが。ダンスに関してはさっぱり分からないが、歌に関しても最近ツアーをやっていないから体力が戻っていないのか、それとも歌のスタイルを少し変えているのか、その辺はよく分からない。その中では『ALL MY LOVE〜22世紀』がすごく歌い方に合っているというか、個人的に好みだった。前回でいうと『彼、旅行中なり』のような位置づけ。
残念ながら3rdからの新録曲に関しては今一つピンと来なかった。申し訳ないけど、数年のうちに中古屋で捕獲する事になるだろう。稲葉さんとやった2曲は次がベストアルバムだから収録されないだろうけど、コンサートでやったカバー曲はその後音源化して欲しいのが個人的意見。アルバムに入れるとコンセプト破壊しまくりという批判を受けそうだから、シングルのカップリングが理想。
『DPGO』なんかはCDだと微妙だけど、コンサだと大盛り上がりする曲だと実感する。こういうのは実際に足を運ばないとなかなか分からない。
衣装は断然『愛バカ』〜『原色GAL』らへんのが良かった。
改めてコンサートというのはMCにしても歌にしても自分に迫ってくるパーソナルな体験だと思った。CDを買うように手軽にはいかない。何度もリピートして通う人がいるのも分かるし、逆に熱愛発覚なんかでさーっと人がひいていくのも理屈ではない部分で分かる気がする。