パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

『BS世界のドキュメンタリー』「フセインをどう裁くのか〜欧米が育てた独裁政権(Saddam Hussein: The Trial the World will never see)」

2005/3/1再放送(2/28本放送)、50分、制作:カナル・プリュス(仏・2004年)、日本語版前説:柳澤秀夫解説委員、プロデューサー:バリー・ランド/ミシェル・デプラ
ランドはカナダ人フィルムメーカーで、CBSの“60 minutes”の元プロデューサー。デプラはカナル・プリュスのプロデューサー。番組は43分で、2004年10月26日にフランスで初回放送。
(参考)
http://www.world-crisis.com/news/A984_0_1_0_M/
http://psychoanalystsopposewar.org/resources_files/History_of_complicity.html
例えばラムズフェルドフセインと握手している史料映像なんかは、初めて見る人には貴重だけれど、何度も放送されているのを見た人にとっては既出なわけで、歴史方向のドキュメンタリーは視聴者のレベルを的確にとらえてないと失敗する。特に外国制作の番組を買ってくる場合、日本の視聴者に合った作品であるのは稀。この番組の中で、フランスのテレビ局制作というアドバンテージを生かしているのは、正直ローラン・デュマへのインタビュー部分くらいしか思いつかない。残りの部分はNHKのスタッフが倉庫へ行って切り貼りするだけでも作れそう。