パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

『BS世界のドキュメンタリー』「イラクで愛する人を失って〜米軍戦死者・遺族の1年(A Family At War)」  

2005/2/19再放送(1/27本放送)、50分、プロデューサー:マレーヌ・フリント・ペーダーセン、構成:ヨルゲン・フリント・ペーダーセン、制作:DR(2004年デンマーク
公式サイトは以下の通り。正式には57分だから15分くらいカットされているようだ。
http://www.dr.dk/drsales/programmes/doc_hp_Afamilyatwar.html
それから一応記録しておくと、NHKサイトでは「米軍戦没者」になっていたが、番組テロップでは「米軍戦死者」だった。検索しにくいぜ、ボケ。

NHKサイトには、

イラクで戦死した米軍青年将校の遺族の悲しみを1年にわたって追ったドキュメンタリー

とあるのだが、それならば場面が転換する度にテロップで「何年何月何日の出来事」と出すような親切心が欲しかった。制作者は「いつ起こったなんてどうでもいいんだよ。登場人物が何が感じたかの方が大事なんだよ」というつもりだろうが、その辺のドキュメンタリーに対するセンスは私と違う。約1時間の中で、死の受け止め方や夫婦関係が変化するのをみせるにしても、3日間の取材の中と1年間の取材の中では全然意味合いが違うと思うのだが。
余談だが、長い人生の中でFOXクオリティに慣れ親しんできた平凡な中年女性が、ネットのアヤしい情報に触れることによってどんどん陰謀説に傾倒していく物語として読み替えると面白いかもしれない。