パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1『BS特集』「イラク中東 再生への模索〜世界経済フォーラム・ヨルダン会議」

2004/6/9放送、50分、キャスター:藤澤秀敏(アメリカ総局長)、スタッフロールなし
毎年冬にダボスで開かれている「世界経済フォーラム」のイラク問題限定スピンオフ企画。今年で2回目。5月15日〜17日開催。前回はこんな感じ(http://d.hatena.ne.jp/palop/20030706#p4)。昨年より1カ月時期が早まったのは主権移譲との兼ね合いか?
日本政府からは最高位でも外務審議官が派遣されているだけ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/16/rls_0514e.html)のようで、よってメディアも取材に行かないのか日本語サイトもほとんど引っかからない。何故、毎年(といってもまだ2回目だが)NHKだけがこのマイナー会議を張り切って取材しているのかといえば、多分藤澤氏がこういうの好きなだけだろう。
世界経済フォーラム、通称ダボス会議がヨルダンで開かれた」という記述をみる(たとえばhttp://kumanichi.com/news/kyodo/main/200405/20040501000035.htm)が、スイスのダボスで開かれるから地名をとって「通称ダボス会議」なのであって、「ダボス会議がヨルダンで開かれる」という記述はおかしい気がする。番組内の映像を確認しても、英文の看板には「ダボス」なんて名称入ってないし。
何故ダボス会議のスピンオフ企画がヨルダンで開かれているのかというと、まあイラクに近いのもあるのだろうが、このサイト(http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/HO61.HTML)を最後らへんを読むと、やり手のヨルダン国王が世界ビジネスの支配者層から気に入られているのだろうと推測。というか、ヨルダン国王自身も支配者層の一味なのかもしれないが、大富豪である王族自身の個人資産と平民のために使う国家予算との区別など王制運営の仕組みが日本の平民である自分にはよく分からない。
ここまで書いて、NHKサイト内にめっちゃやる気に満ちたヨルダン会議特集ページ(http://www.nhk.or.jp/kyounosekai/wef2004/index.html)を発見。この無駄な力の入りようは何なのだろう。局内のお偉いさん(=藤澤氏)に気に入られたい下っ端のご機嫌取りとか、色々妄想が膨らむ。