パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第4節・大分戦」

2004/4/10放送
最初の25分間、選手間のバランスが悪いと及び腰になってやや防戦。しかしバランスが整うとボールが回ってイケイケになって最終ラインまでがふわっと上がってカウンターを食らう。1トップツインズシャドーは、3トップと言いつつウィング無しで中央に3人のFWが固まっていた昨シーズン第1クールの焼き直しという気がする。あのサッカーは1部に上がった方が通じるのでは、という当時の予測が結構立証されている反面、昨年からあまり成長していないのかもしれない。メンバーの入れ替えがあったとはいえ、もっとコンビネーションが熟成されていても良いはずだが。
4バックにしてからバランスが崩れたという評も読んだが、それほどでもなかった。まあ(4バックでも3バックでも基本的な約束事は変わらないにしろ)他の選手が教えられた約束事を頭の中で必死に整理しながらプレーするなか、サンパイオだけが危険を察知すると当たり前のように約束事の外で動くので、やや混乱している感じはあった。
ハン・ベルガーユトレヒトはラインの間を巧みに使うリトマネンやベルカンプタイプに弱い」という中田徹氏の評(http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/holland/column/200401/0115naka_02.html)をトリニータに当てはめるのもあながち外れではない。「もし」は虚しいけれど、もしチアゴが1トップにいたら、もっとトップにロングボールを当ててラインを下げさせてツインズシャドーも活きただろう。トリニータは瀬戸とビチュへがいなかったとはいえ、ちょっと弾幕薄い気がした。
解説の小林伸二氏が教え子達への偏愛たっぷりで楽しかった。「あまり知られていませんが、すごく良い選手なんですよ!」という気合が伝わってきた。