パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

テレ朝系「シンガポール対日本」

2004/3/31放送
ボールが軟式庭球のコンニャクボールみたいな揺れ方をしているようで最初は(私が)びびったが、いつの間にか慣れた。
スタジアムが、ゴール裏の壁といい、ピッチの狭さといいテレサ・リヴェロみたいだった。
ナカータと高原の体調が最悪っぽい。
最初の伸二シュートの際、シンガポールのDFラインが揃って上がるのをリプレイで確認し、ちょっと期待したのだけれど、どうやら中盤プレスのかけ方がグダグダだったので期待もしぼんだ。序盤に点が入らなかったのは、相手の作戦が徹底されていたオマーン戦と違って純粋にアンラッキーの要素が大きい。というか、柳沢は一流の釣り師。
前半で勝負がついたので、後半の興味はアブラ様が加地対策をどうするのかだったが、どうやらMFの17番がディフェンスの時は最後まで加地についていく事でケアしつつ、投入したナイジェリア系が左に流れる事によって加地をパニックに陥らせる作戦だったか。結構成功。
純粋な運動能力というよりは献身さで「ナカータ&伸二>>イナ&俊輔」だと思うが、後者2人が怪我や疲労で鈍くても正直変わらない一方で、前者2人が鈍ると目も当てられない。
「我がジーコ理論では、急がず焦らずボールをキープしながら確実にチャンスを窺うサッカーだから、イナと伸二のポジションは疲労しないはず」と心底思っていそうなのが怖い。それだと福西とかベンチに入っている意味が分からないけど。
「投手は大体2点以内に抑え、打線は大体5点くらい取るから、確率論的にはまず負けない」という何のカタルシスも得られない設定が斬新だったマンガ『砂漠の野球部』を彷彿とさせるジーコのサッカーが、実は結構嫌いではない。やっている選手は気の毒だが。