パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

NHK-BS1『BSプライムタイム』「市場対国家〜世界経済の興亡(COMMANDING HEIGHTS)」第1回:政府主導型経済の誕生

2003/10/20初回放送、50分、制作:米・WGBHインターナショナル(2002年)、プロデューサー(構成):ウィリアム・クラン、【日本語版】導入:今井義典(NHK解説委員長)、制作統括:古川潤、
NHKのサイトではサブタイトルが「国家主導型経済の誕生」となっている。何度でもいうが、検索する人の身になって、ちゃんとやれ。
ダニエル・ヤーギン&ジョセフ・スタニスローの著書『市場対国家』が元ネタ。20世紀の経済史が勉強出来るようだ。著書内で取材した人々に、もう一度カメラ用に語ってもらったりしたのだろうか。
オリジナル版は全6回。原題の“COMMANDING HEIGHTS”は「管制高地」の意。
第1回はケインズハイエクの違いを1920年代〜1940年代の歴史とともに振り返る。著者はケインズよりもハイエク好きらしい。
インタビューに出てきた人:ヤーギン、スタニスロー、ジェフリー・ハーコート(ケンブリッジ大教授)、アルベルト・ツラビンガー(ハイエクの教え子)、カール・オットー・ペール(ドイツ連銀総裁[1980-91年]、エアハルトを尊敬)、スペンサー・エックルス(銀行家)、ロバート・スキデルスキー(『ケインズ』著者)、ジョン・ケネス・ガルブレイス(ハーバード大名誉教授、ケインズ派)、ジェフリー・サックス(ハーバード大教授)、トニー・ベン(1945年総選挙英労働党候補者)、ラルフ・ハリス(英経済問題研究所[1957-87年])、バーバラ・キャッスル(労働党議員[1945-79年])、ミルトン・フリードマン(シカゴ大名誉教授)、アルフレート・ボッシュハイエク派経済学者)
ロバート・スキデルスキーはケインズの伝記を書いているくせに、反共ハイエク派のようだ。
(参考)http://www.kashiwashobo.co.jp/pages2/rensai/r01-10.html