パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

「第28節・横浜FC戦」

8/16初回放送
94年ワールドカップの後に就任したザガロは「もっと攻撃的なブラジル代表を創る」と言って、4-3-1-2を打ち出した。この場合の「1」は、中盤の仕事もするけどトップ下というよりも3人目のフォワードとして得点力が求められる。「3」は決してトリプル・ディフェンシブハーフではなく、4-4-2のサイドハーフでもない。「1」にはジュニーニョ・パウリスタアモローゾ(読売→ウディネ)を考えている。「3」の左にはジーニョを使ってみたりしていた。
で、広島の「1」はマルシェ。中盤でパスの繋ぎに絡んでみたり、2トップを差し置いて最前線に残ってみたり、2列目から飛び込んでみたり。ちょうど「3」の真ん中にはザガロ期と同じセザールがいるし、底3つのうちの2人にツインズを使うのは勿体ないが、さりとてプレッシャーの強いトップ下で使うには2人ともまだ気が利いてないし。今の処、第2クールの新潟戦(底に兄さん、左にセザール、右にクワマソ、トップ下にハンジェ)がベストゲームだと考えていたが、兄さんを侮っていたかも。攻撃に絡む仕事もまあまあ出来る。マルシェは、シミュレーションでPK奪取&バレーボール並みのブロックでPKプレゼントで相変わらずのファンタジー炸裂。
これまで小野氏の「トップ下らしいトップ下を置かない」「サイドハーフ(ウィング)らしいサイドハーフを置かない」「中盤の選手はなるべく同サイドの近距離に寄る」などの路線は、日本サッカー育成部の路線だろうと妄想してきたが、これに「ブラジル95」を足す妄想をしてみよう。しかし95年だと、保存している映像が「ブラジル対ポーランド」くらいしかなさそう。「アンブロカップ95」とか保存しておけば良かった。まあ「「3」がボール奪取して「1」のトッティ等にお任せのイタリア系守備的サッカーとどこが違うのか?」と言われると、返す言葉もないが。