パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

「第24節・鳥栖戦」

7/26初回放送
小野監督の目指すサッカーは多分中盤+前線の6人が中央の近い位置で圧縮かけて、相手よりも高い技術があればボールを回す事が出来て、両サイドはサイドバックが上下動するためだけに存在し、試合展開によってサイドバックの位置取りを変える事で全体のバランスを崩す事なく攻守の強弱を付ける事が出来る、日本人の能力に根ざした新しい何かなんだと思う。今のところ、何一つ実現していない気はするが、ものすごい走力を持つサイドバックや相手ディフェンスを切り裂くようなサイドハーフ(ウィング)が日本からは現れない以上、あながち間違っているわけでもない。「J1に上がるのが目標のクラブで実験するな!」とは言いたいが。マルシェの枠に当てる技術は凄いな。

過去ログを読んでもらえば分かるように、自分は3月頃からオシムのサッカーが見たいと思っていた。もっと云えば、2001年11月9日付の日記に、

サッカー批評』という(恐らく季刊の)雑誌にズデンコ・ベルデニクのロング・インタビューが掲載されている。自身のプレッシング・サッカーの起源について、最初はサッキ・ミランだが、日本からスロベニアに帰国して代表監督になった94年頃からはリッピ・ユーヴェとイヴィカ・オシムのサッカーを参考にしたという。前2者に説明はいらないが、オシムとは興味深い。オシムは90年ユーゴ代表を率いたクロアチア人で、内戦以降はオーストリアやらフランスやらで中堅クラブの監督をして生活しているらしい(アラビアであぶく銭を稼いでいた時期もあったかも知れない)。どうやら育成システムがやたらと評判で、指導者も多く輸出しているユーゴでも、一目置かれる戦術の大家らしいが、なにぶんイタリアやスペインのビッグクラブを率いないから有名にならない。よって今一つ情報がない。要チェック。

と書いているくらい(「フランスやらアラビアで監督」というのはトミスラフ・イビッチと混同していたようだ)、楽しみにしていた。それで自分の家から一番近い神戸(こんな時に限って広島が2部に落ちてやがる)にジェフが来るのはいつか調べ、「前期は市原側がホームかよ! 見に行く前にフリューゲルスのレシャックみたくクビになったら困るので、関東まで行くべきか」などと思いつつ、8月17日の『神戸対市原』を指折り数えて待っていたのだが、今「ジェフを見に神戸行く」と書いたら、ものすごくニワカくさい。「誰がどう思うか」ではなく「自分がどうしたいか」が大切なのは分かっているが、やはり複雑な心境。