パロップのブログ

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自分の事

シネマ・クレールで『ダーク・ブルー』。「チェコ史ヲタ必見」映画のはずが、「宮崎駿絶賛」映画になってしまったわけだが、そのお陰で日本でも上映されている部分もあるので文句は言えない。前作(『コーリャ』)で「どんなに良い映画を作っても、チェコ語だと所詮オスカーも『外国語映画賞』かよ」と思った監督が、英語で賞を獲りに行った映画らしいが、残念ながら失敗作だと思う。筋や起伏がないところが高級だと思っているヨーロッパ映画の悪いところで、盛り上げたい場面で意図的に盛り上がりそうな挿入曲を鳴らすハリウッド映画の悪いところをミックスしたような半端な作品。この他(さすがに時代考証は完璧だと考慮して)チェコ史ヲタ的には、チェコが無条件降伏した時、武器を簡単に引き渡さずポーランドに送ろうとしていたのだとか、あんなぼろっちい飛行機でも当時の鉄生産量からすると、作るのはかなり大変だったらしいとか、亡命政府というのはマジで紙切れ上の存在みたく思っていただけに、亡命政府下の部隊というのが単純に面白かった。これで部隊基地にベネシュが激励に登場してくれれば最高だったろうに!
BS1『BS特集』「2002ノーベル賞の受賞者たち」「ノーベル平和賞記念コンサート」(1/5放送分、英・TWI、2002年制作)。前半は今年の受賞者紹介。初めて日本人2人の研究内容をきいた。共同受賞者だけど共同研究者ではない人たちの研究をうまくまとめている。発表の後、その分野での重要度が同じくらいで落ちた人が見つかったりしたら大変だから、予備選の段階ですごく確認作業をしているのだろうな。個人的には文学賞ハンガリー系同化ユダヤ人ケルテース・イムレの概要が分かって良かった。ライブの司会はトニー・ホプキンスとジェシカ・ラングの『タイタス』デュオ。1、サンタナ&ミシェル・ブランチ…まだ18歳だったとは!/2、スウェード…何故出てくるのか不明。良い奴なのか?/3、ジョシュ・グローバン(Josh Groban)&シセル…ジョシュは初耳。検索してみると、デビッド・フォスターの秘蔵っ子。シセルはノルウェー人シルシェブーがいつの間にか改名していた。/4、ウィリー・ネルソン…カーターが壇上に登場したところで、故郷の曲「我が心のジョージア」を歌って感動させる。/5、ジェニファー・ロペス…場違い女っぽい。自伝的(らしい)「ジェニー〜」を歌ってどうすんだ?/6、ホアキン・コルテスが踊りまくる。/7、ジェシー・ノーマン…クラシック歌手がオペラ調で「You will never walk alone」を熱唱したが、アメリカ人カーターに通用するのか?(元はオペラの曲らしいけど)。/8、サンタナアンジェリーク・キジョ…キジョは実家のブラック系雑誌で名前を見た記憶が。声質というか歌詞音が好きになれないタイプ。/9、サンタナ単独。/10、全員で「イマジン」。