アホ首相がとうとう辞めるというのはとても残念だ。密室で選ばれたとか資質に欠けるとかいわれるが、そんなものは首相になってから総選挙までにすっかり判っていたことだ。密室批判も、ある政党が幹部を集めてリーダーを選び、それを議員が承認したのならば、正式なもので、そのやり方が気に入らないなら政党自身を選挙で審判を下せば、よかったことだ。意識不明の人物から遺言をもらった、という嘘を批判するのが精々だ。少なくとも選挙に行って自民党に投票した方々は「自民党が与党でないと景気が回復しない」と考えていたはずだ。首相が無能でも構わないと覚悟の上だと思っていたがそうではないらしい。首相が景気対策を考えているわけではないことくらい誰でも知っているはずだし、まさか今さら首相に無能な人がついていることの恥ずかしさに気が付いたなどとほざいてほしくない。総選挙でアホを選んだなら、それに4年間付き合う覚悟で選挙に行けと言いたい。フィリピンのことを悪く言うつもりはないが、「庶民の味方」俳優を大統領に選んでおいて、アホだと分かったらデモをやって追い出す。それを「人民革命」だなんて持ち上げる、そんな馬鹿な話はない。
