パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

『NHKスペシャル』「問われた危機管理〜650万本のタイヤリコール」

以下、NHKホームページより

去年8月、日本の大手タイヤメーカー・ブリヂストンの米国子会社ファイアストン社が、650万本という大規模なタイヤリコールに追い込まれた。事故はフォードの人気車種エクスプローラとの組み合わせで起こり、死者は全米で119人にものぼっている。リコールを出したファイアストンは、ブリヂストンの100%子会社。日本のブリヂストンから送りこまれた社員たちは、この緊急事態の対応に対応するため、今、「徹底した原因究明」と「ブランドイメージの復活」という大きな二つの課題に立ち向かっている。しかし、その前には米国社会の厳しい批判が立ちはだかっている。アメリカ国民の怒り、アメリカを代表する大企業フォードとの対決。容赦ないマスコミからの非難。そして、40%の売上減…ひとりひとりが、大国アメリカの厳しさに直面している。500億円にのぼるリコール費用、株価急落、待ち受ける損害賠償。番組では、一刻の猶予も許されない中で、アメリカという大舞台に立ち向かおうとしている日本人サラリーマンたちの姿を描く。

ブリッジストンの子会社ファイアストン社が事故ったタイヤを自主的に回収した話の続き。ニュースでは「事故った」→「疑われた」→「回収した」→「それでも責められている」というアメリカ社会の反応ある限り伝えるだけで、事故そのものの原因を探ったりはしないし、その後の調査報告を取り上げたりはしない。というのは嘘で、多分私が日本のニュースをチェックしていないだけ。番組の内容は事故後の対応について、アメリカ企業(フォード)と日本企業(ブリッジストン)の文化からくる違いを比較するはずだったが、そうでもなく、「ブリッジストン、アメリカ人に虐められて困ったな」の様子を伝えることが主になっている。フォードのCEOも結構登場するし、目配りの効いた良い出来。(採点6.5)