パロップのブログ

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ハロプロ楽曲大賞2019

例年、5つのユニットから5つの曲を、ずば抜けて気に入った曲がなければ各2点、みたいな投票をしてきたけど、今年は偏った選考をしよう。

純粋に良い曲とは別にハロプロらしい曲(意欲的なチャレンジして失敗した曲)を敢えて選ぶみたいな気持ちも昔はあったけど、大まかにでもあったつんく楽曲という縛りが全然ない時代になって、それはますます難しくなり、心の赴くままに選ぶしかないよね、今は。

次点では、モーニング娘。’19だと『人生ブルース』、こぶしファクトリーだと『ハルウララ』、アンジュルムだと『アッチャアッチャ』かな。

私には珍しく配信をダウンロードしてまで聴いたやぐやぐの新曲はピンとこなかった。

巷で名曲と噂される『高輪ゲートウェイ駅ができる頃には』が入っているBEYOOOOONDSの1stは今年扱いなのか。もったいない。ビヨの単独コン以外のカウコンやハロコンで披露されて他ヲタにも認知される来年以降だと票が伸びただろうに。卒業コンやLVの機会がないこぶつばビヨはアルバム曲を聴くためにライブハウスまで行かないといけないから、なかなかのハンデ。いや、お家で音源だけを聴いてもいいんだけどね。生歌やヲタの合いの手、盛り上がりも含めてのハロプロ楽曲という感じ。

ジュースジュースは『Borderline』が音源化されたら投票したいんだけど、数年経って音源化されても旬を過ぎてて投票意欲は下がっているよね。『あばれてっか』は初披露から長い事セトリから外れていたから音源化されなかったのもわかるけど、『Borderline』はめっちゃ現役なのにね。 

 

第1位:BEYOOOOONDS/都営大江戸線六本木駅で抱きしめて[CHICA#TETSU] 3.5点

絶滅寸前の可愛いガールポップ好きハロヲタなら事務所へのメッセージ込みでこの曲を選ばなければ、という義務感はある。

今年上半期はユーチューブでずっと聴いていた。CD発売になって買うとあまり聴かなくなった。まあそういうもんだ。最初は島倉さんに目がいってたけど、最近は西田さん。

 

第2位:カントリー・ガールズ/夏色のパレット 2.5点

“カーステで聴いた80’s♪”の歌詞とメロディが好き過ぎて聴くたび泣きそうになるんだけど、よく考えたら昭和歌謡好きを80’sとはなかなか言わない。音楽としての80’sって単語だとデュランデュランやヒューイルイスをイメージしがち。ここでは『Rock'n Rouge』とか好きな女の子よね。佳林ちゃんさんと田村めいめいと島倉りか様が恋のライバルと想像するのは楽しい。

 

第3位:Juice=Juice/ぽつりと 2点

ホールコンのオープニングがこの曲だったはず。かっこいい演出だった。

『微炭酸』『ぽつりと』『ひとそれ』のOL三部作(?)っていうのか、去年のつばきファクトリーみたいにグループのイメージを固める似たような曲を連発するのは悪くないアイデア。新規に初手でバラエティに富むところを見せても、逆に印象がぼやけるってのはある。

『Feel!感じるよ』とか『Dream Road』とか『この世界は』とか自己啓発っぽい歌詞が苦手なんだけど、『ぽつりと』は歌の力量や曲の路線はそのままに歌詞だけを生活世界にうまく落とし込んできて、まさにアウフヘーベン大成功。

 

第4位:カントリー・ガールズ/One Summer Night ~真夏の決心~ 1.5点

5人になって以降の曲はどうしてもやまおぜにパートを振ってしまいがちだったけど、この曲はふなが印象的なパートをもらってて好き。

 

第5位:つばきファクトリー/三回目のデート神話 0.5点

9人の年齢に幅があるから統一した歌詞イメージを保つのは難しいと思うのだけれど、声質に統一感があるのか、つばきの「歌」がけっこう好き。

ライブで映える曲をたくさん持っているのだから、良いライブをたくさんして9人で頑張っていればまた追い風も吹くだろう。卒業や追加が想像しにくいし、ユニットは護送船団方式運命共同体だよ。頑張れ。特にきしもんとりさまるは遠慮せずに舵を取っていい。

 

推しメン部門

昨年の推しメンおみずには、1月にアルバムのイベントで似顔絵を描いてもらってブームはひと段落しちゃった。ソロライブを大阪と名古屋まで観に行き、改めて佳林ちゃんさんの凄みを感じた。工藤由愛ちゃんのダンスは今一番見ていたい。という辺りがノミネートで、12月26日まではカントリー・ガールズエドヴァルド・ベネシュこと亡命政権首班・山木さんの推しでいることにしよう。こないだ最初で最後のファンレターも出したよ。

 

TL検索すると、アンジュルム楽曲大賞でも話題になってたけど、推しメン部門に対する忌避感が特に新規の人達にけっこうあるみたい。私の記憶だと、推しメン部門が出来たのは、2004年に紺野ヲタが『なみとま』に8ポイントぶちこんだんじゃないか疑惑が出たので、翌2005年から始まったのが歴史的経緯のはず。誰ヲタがどの曲に投票したのか紐づけ出来て傾向が見えると分析するにも面白いよね、っていうのが部門設立の主旨だろう。そもそもが人気投票ではない。が、誰が人気かという議論の材料に使われるのは避けられないのも事実。なら、集計しない方がいいのかも。しかし仮に主催者が投票結果をまとめなくても、結局誰かが全投票を調べて集計しちゃうのは目に見えてるし、それなら主催者が責任をもって公式発表した方がまし。いっそ推しメン部門を無くせという考え方もあるだろうが、前述の通り、本来の目的に適った使い方さえすれば、推しメン部門があった方が分析のために紐づけできる史料として価値があると個人的には思う。なので「投票結果を肴にしてヲタがワイワイ語ろうじゃないか」という楽曲大賞のそもそもの目的に適うように投票方法を変更すべき点があるとすれば、やはりみんな投票理由をもっと書こうよ!ということ。個の集積としての順位じゃなくて、個の思い入れの発露こそが楽曲大賞の肝なんだから、曲と点数と推しメンの名前だけ書いて投票するのを禁止した方がマシになるはず。まあ投票総数はすごく減るだろうけど。参加者の多さが力であり権威に繋がっていることも確かだから、主催者的には嫌だろうけど。