パロップのブログ

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カントリー・ガールズと山木さん

カントリー・ガールズと山木さんへの個人的な思いを綴ってみよう。

 

2017年のあれは、商業セールス的なあれではなくTHE芸能界的なあれではないかと思っている。特に証拠はないけど、私の心の安定的に。「うちの事務所は収支とんとんなら、本人が続けたいなら続けさせてくれる」みたいなニュアンスのことを高山巌もライブで言ってたし。「学業優先がなければ、カントリーの5人を娘アンジュJJこぶしつばきの各ユニットに1名ずつ振り分けるつもりでした」とか、そんなわけがないだろう。と言い切れないのがあの事務所の難しいところではあるが。

だから山木さんとおぜこは、稲葉さん(元太陽とシスコムーン)やアヤカ(ココナッツ娘。)やサトタ(カントリー娘。)みたいな便利屋扱いになると思ってたので、仕方なしに残したカントリーに新曲を計7曲も、それもなかなかの佳曲を提供してくれるとは思わなかった。さすが腐っても音楽事務所、現場には音楽好きがいるんだろうなと。感謝している。

おぜこややなふなが大人達のおそらく色々と婉曲な表現での通告をどう受け止めたかは分からないけれど、山木さん的にはその時点でカントリーの未来がはっきり見えてて、2020年3月から逆算してアイドル人生を計画するようになったのかなあ。

9月末に某匿名掲示板の山木梁川がまたデートしたよスレに

>本来おとりつぶしのはずだったカントリーが 

>山木小関のために形ばかり残ってしまったがために

>やなみんを悩ませてしまったのではないかという申し訳ない気持ちが

>山木ぃにはあるのかもしれない

と書き込んだら、珍しく同意のレスがあったけど、あの時点でカントリー休止にしていたら、やなみんふなっきの運命が変わっていた可能性はあるのかなあ。その意味で山木さんの責任を追及する声が上がるのもある程度は仕方ない。

この春から夏くらいのカントリーラジオで、山木さんとちぃちゃんがおぜこに「もっと自己主張しろ、とりあえず『みんなが決めたのでいい』って言うのをなんとかしろ」と外食の時を例にして珍しく強めに言ってたけど、あれは実はご飯の話じゃなくてカントリー・ガールズ存続議論のメタファーだったのかもしれないね。カントリーの今後について相談の真っ最中。「みんなが辞めるなら、私も辞めよっかな」みたいな態度だったとか。まいちゃんの気持ち的には「他の誰でもないみんなとカントリーを続けたいだけなんだよー」だったかもしれない。

(検索して)5人でディズニーシーに行ったのは4月23日か。この辺りから今後の話は始まったのかな。

(検索して)山木さんが石田あゆみんと京都旅行に行くのでラジオの収録日を変更してもらったのが5月1日〜2日か。もちろんプロとして双方合意しているんだから問題ないけど、使ってもらうタレント側から言い出すのが大変なのも事実で、山木さん的には割と大胆に決心がついている感じはある。

(検索して)ハロコン中の7月末におぜこが他ユニットのメンバーと2ショット写真を撮っているというスレが立っていた。おぜこは自分からは行けないタイプだから他メンバー側が察して思い出づくり?という憶測だったけど、実は意を決したおぜこ側からの可能性が。

(検索して)8月10日のヤンタンゲストが山木・小関か。思い出作り?

山木さん、研修生20期による『ROCKエロティック』披露について割とこだわっていたので、今年のバースデーイベントでやるのかなとか、バーイベは多彩なゲストを呼んでトーク中心になるのかなとか思ってたのにいざ蓋を開けてみたらソロコンサート状態だったのでビックリした。(※「もうイベントをする機会もなさそうだし、20期によるロクエロ披露は無理だったか」と思いつつメンバーの誕生日を調べたら、新沼きそちゃんのバースデーイベントが明日だった。公式予定を見る限り、佳林ちゃんさんとかっさー以外は外仕事なさそうだけど。最近の山木さんの大人を説得してやりたい放題パワーをみるともしかするのか。

個人的には以前から「大学卒業と同時にハロプロ卒業かな、常識的に考えて」と思っていたのだけれど、若干の不確定要素があって、それは菅井先生のボイトレをずっと続けていたから歌手を続けるつもりなんだと誤信しちゃった。あれは「続けます」のサインではなく、限られた時間のなかで最大限の努力でどこまで上手くなれるか自分の可能性を試してみますという意味だったわけよね、結果的に。「辞めるからもういいや」じゃなくて「辞めるその日まで上手くなり続けます」っていうのは、私の脳味噌には全くない発想だから思いつきもしなかった。

卒業発表の前日、宮本佳林ちゃんさんソロコンサートの感想を読みながら「山木さん、アイドルを辞めて、アップフロントのフロント入りしたら、最初の仕事はちゃんさんのマネージャーしてくれないかなあ。ネットで募集している現場マネージャーみたいな感じじゃなくて、仕事を獲ってくるのと現場付き添いとタレントのキャリア形成を担うマネティみたいな感じで。だけどまだ現役を続ける気満々の人にそんなことを言っちゃいかんよね。今は書かんとこ」って思ってたのね。頑固なアーティスト気質のちゃんさんとファンが何を求めているかを忖度するタイプの山木さんは良いコンビだと思ったんだけどね。

カレッジコスモスはアップフロントから山木さんへの採用前提のインターン研修みたいなもんだと思ったんだけどね。「スペクラから応援を1人送ってくれないかと頼まれているので、会社の外で若い女の子集団を動かす大変さを学んできなさい」みたいな。スペクラも「自社タレントに名刺代わりのCDでも作ってイベントをマスメディアに取り上げてもらおうか」くらいのつもりで、悪いけど当人達も大ヒットするとは思っていないっしょ。

カレコスゼミを毎週見ているけど、テンポ良くて時間もちょうどでよく出来ているよね。プロの編集技術を持つ人がそこそこのモチベーションで作っている感じ。

8月くらいからカントリーのブログでカレッジコスモスに触れる躊躇がなくなった印象。以前は割と気を遣って「カレッジコスモスのイベントについてはそれ用のファンクラブ会員ブログで書きますね」的な感じだったはず。

カレッジコスモスのセカンドシングルの発売イベントで、生歌披露になったのは山木さんの進言があったのかなと。メンバーに生歌で歌う素晴らしさを体験させてあげたかったのかなと。レコーディングで少し歌った後は、修正の効いたCDに合わせてリップシンクとかアイドルとしてのやりがいがないもんね。

関係ないけど、こないだカレコスゼミの山木回を見て初めて知ったんだけど、慶大は1回生2回生の頃は日吉キャンパスに通わないといけないのね。ずっと三田キャンパスで「事務所から近!」と思ってたのだけれど。首都圏人の感覚がわからないから、どれくらい大変かは分からないのだけれど。

こないだニコ動で『夏色のパレット』の感想コメントを読みながら、本来の山木さんは妹属性なんだという気づきが今更ながらあった。表情の作り方とかハロプロ内での付き合うメンバーとかみてもそうよね。不遜な事を口走っちゃっても、何となく許してくれる年上メンバーに囲まれている時こそ一番持ち味が発揮できる。研修生20期メンバーもよく話しているけど、カントリー時代どころか研修生時代どころか未来少女オーディションの頃からしっかりしたお姉さん役をずっと引き受けちゃった人で、大変だったろう。歌もダンスも初心者だから、本当なら年上のお姉さん方に失敗も温かく見守られながら段々と成長し、やがて後輩が入ってきて教える側に回る。そういう成長物語が似合う人だったのに。

トーク・MCも、稲場まなかんは頭の回転が早くて当意即妙が天才的にできる人だったけど、山木さんは事前にしっかり準備して何パターンも想定して、というタイプの人よね。初心者である芸事の部分以外では、一般的な文化資本の高さで初期から何とかこなせてしまったから見極めにくいけど。基礎能力の高さでなんとかなっていた初期から、ももち先輩が卒業して仕事のPDCAの回し方が分かってきて事前準備を活かしながら遊び心も発揮できるようになった中期、そしてニコ生超会議の司会や60TRY部のような外仕事で活躍する後期へと、徐々に移行した姿は立派な成長物語なのに、実際にはなかなか見分けがつかなくて褒められないという不運。最初から出来たように見えてアイドルヲタの共感を呼べない不運。ヤンタンも2016~2017年頃は苦戦してたのに、2018~2019年頃からさんまの喜ぶ対応を学んでアジャストしてきてたし。

そういうわけで、山木さんには大人に説得的な提案が出来る理知的な妹属性という最強のキャラで、わがまま放題やり放題やって、思い残す事なく12月26日を迎えてくれたら、何もいうことはないです。楽しんで!

山木さんと佐藤まーちゃんと小林ほのぴを集めた企画とか最後にあったらいいのにね。夏ハロコンの袖脇でちょこちょこ話してたみたいだし、異なった個性と似た境遇という興味深い話題で盛り上がりそう。これは叶って欲しい願望。

12月26日までにAO入試で合格していたら、やなみんも一緒に卒業コンサートしようよ。あれから2曲しか持ち歌増えてないよ。こんこんだってフットサルをしに戻ってきたじゃん。事務所と喧嘩別れしてないんだから全然ありだよ。これは叶わないとわかっている願望。

 

全然関係ない余談だけど、山木さんの卒論テーマは「組織市民行動」(Organizational Citizenship Behavior)。その心は「自由裁量的で、公式的な報酬体系では直接的ないし明示的には認識されないものであるが、それが集積することで組織の効率的および有効的機能を促進する個人的行動」(D.W.オーガン)で、要するに会社内で給料には反映されないけど自発的に行動することが蓄積されて会社の目的達成に寄与するよ、ということらしい。元々は経営学の用語らしいので会社組織喩えになるのは仕方ないけど、家族縁と会社縁しかなくて公共空間が存在しないといわれるこの日本で「市民」の話をするなら、趣味縁を取り上げなければならないのではないか(そもそも論として組織市民行動を日本の会社でやるとやりがい搾取になるから、個人的には気に入らない)。ならば、事務所に頼まれもしないのに整然と待機列を作ったりライブ会場の最前管理をしたりサトヤマでカレーをたくさん買ったり売れ残ったイベント参加券付きCDを無理して完売にさせたりするヲタこそまさに日本における組織市民行動だろう。キバヤシ「つまり山木さんはヲタの研究をしているんだよ!」MMR「なんだってー!」と言いたいだけでした。