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パロップのブログ

主にTVドキュメンタリーを記録します

『シリーズ証言記録・市民たちの戦争』

とりあえずスタッフクレジットのまとめを中心に。

〈1stシーズン〉(http://d.hatena.ne.jp/palop/20100407を参照のこと)
「強いられた転業 東京開拓団〜東京・武蔵小山
2009/8/9初回放送、45分、撮影:郷田雅男、ディレクター:誉田朋子/廣瀬学、制作統括:藤田英世/近藤史人、制作・著作:NHK

「爆撃された教室 大分・保戸島」
2009/8/10初回放送、45分、撮影:小野慶子、ディレクター:丹野康平、制作統括:沖田昭、制作・著作:NHK大分

「楽園の島は地獄になった テニアン島
2009/8/11初回放送、45分、撮影:黒丸康志、ディレクター:榛葉里佳、制作統括:市原茂、制作・著作:NHK福島

「禁じられた避難 青森市
2009/8/20再放送、45分、撮影:柏木新、ディレクター:高橋司、制作統括:原靖和、制作・著作:NHK青森

「“集団自決”戦後64年の証言〜沖縄 渡嘉敷島
2009/8/13初回放送、45分、撮影:川崎哲也/金子博志、ディレクター:伊藤王樹、制作統括:宮本英樹、制作・著作:NHK沖縄

〈第2シーズン〉(初回時はNHK総合「地域発!ぐるっと日本」内で放送)
「爆撃された教室〜大分・保戸島」
2010/8/7再放送(2009/12/13初回放送)、26分、撮影:小野慶子、ディレクター:丹野康平、制作統括:沖田昭、制作・著作:NHK大分
第1シーズンの再編集版。

「海に沈んだ学友たち〜沖縄 対馬丸
2010/8/7再放送(2009/12/13初回放送)、26分、撮影:森信幸、ディレクター:森本真紀子、制作統括:宮本英樹、制作・著作:NHK沖縄
満蒙開拓団のケースと同じく、疎開するよう説得する役目を負わされた教師も苦しい。

「ぼくたちは兵器を作った〜大阪砲兵工廠」
2010/8/7再放送(2009/12/13初回放送)、26分、撮影:三好学、ディレクター:近江真子、制作統括:佐々木良隆、制作・著作:NHK大阪
8月14日の空襲で沢山の死者を出す。働いていたのは10代の若者。
証言者の1人が近江始太郎さん。ディレクターも近江さん。
できれば戦後大阪の技術力は兵器工場が原点という話も盛り込んで欲しかった。

〈第3シーズン〉(NHK総合で放送)
「試練に耐えた「少軍隊」〜宮城・学童集団疎開の記録」
2010/4/25初回放送、25分、撮影:河潟敏、ディレクター:星野英理子/飯田健治、制作統括:矢吹寿秀、制作・著作:NHK仙台
放送前の仮題は「宮城県白石・集団学童疎開の記録」。

「戦場になると噂された町〜茨城 勝田」
2010/4/25初回放送、25分、撮影:唐澤宗彦/興野理、ディレクター:興野理/井上将治、制作統括:河内博之、制作・著作:NHK水戸
番宣には「鹿島灘に近い茨城県の旧・勝田町に軍を置き、守りを固めていた」と書いてあったけど、狙われたのは兵器工場があったからじゃないの?

「“引き揚げ”の嵐の中で〜京城帝国大学 医学生の戦争」
2010/4/25初回放送、25分、撮影:筒井正樹、ディレクター:高橋晶子、制作統括:川島鉄司、制作・著作:NHK佐賀
医学生さんは過去の体験を言語化し終えているのは流石というか淀みなく系統立てて話されるので、感情を捉えるのが趣旨であるこの証言シリーズでは少し異端かもしれない。

〈第4シーズン〉(NHK-BShiで放送)
「B29墜落 “敵兵”と遭遇した村 〜熊本県阿蘇」 
2010/8/21再放送(8/9初回放送)、45分、撮影:糸数康宏、ディレクター:新里昌士/若林千絵、制作統括:田中美利、制作・著作:NHK熊本
そもそも本土での戦闘でそれなりにB29を撃ち落としてという所からして初耳というか、視聴者の前提教養に含まれていない気がする。
ファルージャの橋に吊るされた黒こげの米国傭兵の遺体を想起すると、個人的にはマインドコントロールに伴う戦前日本異常説をベースにしたストーリーにはあまり乗りたくない。

「漁師は戦場に消えた〜静岡県・焼津港」 
2010/8/21再放送(8/10初回放送)、45分、撮影:石間邦弘、ディレクター:宮脇壮行/若林千絵、制作統括:新道誠、制作・著作:NHK静岡
漁船・漁民の徴用について。
言い方は悪いが、証言者の感情の揺れを捉えるのが本シリーズの魅力であり、今回だと兄との死に別れを涙ながらに語る弟が強く記憶に残る。取材者が来た時は「65年も前の事だし、冷静に淡々と事実を話しますよ」というつもりでも、話しているうちに頭に焼き付いた当時の光景がフラッシュバックすると感情を抑えられないのだろう。65年前の事を昨日の事のように思い出させる。そう考えると、話を聞くという行為はかなりの危険性を含んでいる。
望月雅彦編著『村松正之助と皇道産業焼津践団 日本軍南方占領地域への水産業南進』が元ネタかと思ったが、この本は沖縄移民を中心にしているみたい。焼津側の証言は珍しいのかもしれない。

「ヤマの戦争 強いられた増産〜福岡県・筑豊炭田」 
2010/8/21再放送(8/11初回放送)、45分、撮影:吉岡博司、取材:松井大/小泉清滿、ディレクター:加藤善正/若林千絵、制作統括:安川尚宏、制作・著作:NHK福岡
炭坑への徴用について。樺太・釧路の炭鉱から筑豊へ人員を集約した他、学生、女性、朝鮮出身者、連合国軍捕虜など。
資料提供のクレジットに名があった「日帝強制動員調査支援委員会」でぐぐったけど何も出てこなかった。まだまだインターネットも無敵ではない。
炭住という語は番組中でカッコ付でもなく注釈無しだったが、そのまま使える用語なのか。「炭坑住宅いわゆる炭住」だと思ったが。

(参考)『九州沖縄スペシャル』「証言 石炭戦士 地底の戦場〜福岡・筑豊
2010/8/28再放送(8/20初回放送)、45分
内容は『市民たちの戦争』のスピンオフ。石炭掘りの分業説明とか「掘るのは力ではなく技術」とかの話が面白かった。釧路から連れてこられた人の証言が長くなっていた。
地元の人は三井炭坑のことを「三井さん」と呼ぶ。最近話した田川出身のおばあさまもそうだった。

「戦火に引き裂かれた家族〜フィリピン・ダバオ」
2010/8/29再放送(8/12初回放送)、45分、撮影:Isagani Tolention Jr、コーディネーター:村山幸親、ディレクター:橋本敬太/若林千絵、制作統括:西海奈穂子、制作・著作:NHK
冒頭のナレーション曰く「戦争によって家族と引き裂かれた子供たちの物語」。資料映像や地の文でストーリーを、当事者の証言で感情を、それぞれ表現すると内容が伝わり易い。逆に一般人の証言でストーリーを語らせようとするドキュは分かり難い。その点で今回の作品は屈指の出来。導入部の背景説明も分かりやすくて、その後の証言も頭に入ってきた。見ながら証言者の置かれた状況を頭に描けるドキュが良いドキュ。
日本人の父をフィリピン人に殺された2世の人が、やはり当時の光景が浮かんだのか語りながら感情がこみ上げていた。
アバカ(フィリピン麻)を栽培する古川拓殖。社屋は通称「ホワイトハウス」。
ダバオの日系2世の家に『犬夜叉』のポスターが貼ってあった。
苦言を一つ。証言字幕の1つ目に「バコボ」、2つ目に「バゴボ」。どっちが正しいのかと思い、巻き戻して聞き直すと1人目も「バゴボ」と発声している。ちなみに「バコボ」で検索すると蛮族、残忍、人間動物園など戦前の話題がヒットするので、恐らく戦前に現地日系人耳コピで「バコボ」と呼んでいたが、現在の現地音に則すと「バゴボ」なんだろうと推測される。検索すると、当時のミンダナオには昔から住むバゴボ族(原始宗教)、モロ族(イスラム教)、北部からの移民(キリスト教)が混住していて、複雑な関係だったみたい。フィリピンは多民族国家。個人的には、英語で証言するフィリピン人は親米知識人だから、申し訳ないが話半分に聞くことにしている。

「悲劇の島 語れなかった記憶〜沖縄県伊江島
2010/8/29再放送(8/13初回放送)、45分、撮影:佐々木剛、ディレクター:中津海法寛/若林千絵、制作統括:宮本英樹、制作・統括:NHK沖縄