パロップのブログ

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Jsports「第32節・清水エスパルス戦」

2010/11/24放送、実況:田中雄介、解説:田中孝司
サンフレッチェの選手が年代別代表に呼ばれる機会が減りつつある昨今だが、ユース年代からJFAの方針に逆らう変なサッカーを取り入れていると判断されているのかもしれない。2002年、2007年とチームの主力を年代別代表に取られたことが降格の主原因だったことを考えれば、歓迎される傾向といえるかもしれないが、選手当人にとっては代表に選ばれにくいことはクラブを出ていく理由ともなる。育成費が支払われる上限が23歳以下=五輪代表の年齢制限と重ねてあることを考えれば、それこそ20〜21歳頃に主力として実働2年ほど働いて貰い、後は「五輪に行きたければ約5000万円置いてどこへでもお行きなさい」という発想もありなのかもしれない。「若手が実力でレギュラーを奪うのが理想。若手に自動的に席を用意するためにベテランを解雇するな!」と一般にいうけど、実際はジュビロだってモー娘だってAKBだって上がつっかえたまま世代交代には成功しなかったわけで、チームの新陳代謝の為には水戸ちゃんや最近のトリニータのように強制力が働いた方が上手くいくのではないかと思う。個人的には、金で選手を集めてワールドシリーズで優勝しては主力を全部売って若手中心で最下位からやり直すフロリダ・マーリンズ方式は面白いなあと思っていたが、いまウィキペディアを見ると「ファンも大半が愛想を尽かし、観客動員はより一層減少してしまった」とある。そりゃそうか。難しい。
→という文章を先週末に書いて寝かせていたのだが、マリノスショックを経た後だと相当嫌な奴だな俺。個人的には代理人とかフロントとかクラブへの愛着とかの話題は避けていきたい。

入場時、西川と楽しそうに話している清水の16番は誰かと思えば本田拓だった。五輪代表繋がりか。途中交代で入ってくる前に並んで談笑していた伊藤翔横竹翔の元神童組も年代別での顔見知りかと思いきや、1つ年が違うと意外と同じ年代別代表には選ばれていないくさい。単に人見知りじゃないだけかも。
3トップに3バックだとナカジが永井とマッチアップしてやばいね。
21分、清水が完全にブロックを作って守り、広島がその外側をちんたらボールを回して機会をうかがい、ナカジが縦に入れて寿人のヒール→チュンソン→寿人へワンツーから右足シュートが外れる展開は、最新の欧州風ハンドボールサッカーといえそうな楽しさだった。
41分、兵働のシュートをカズがスライディングでブロックして跳ね返りをカウンターという場面で、ナカジが自陣ボックス内から攻め上がり、森脇もフリーラン。というところでミカが画面に映ってこなかった。森脇を見て自重したのか疲れたのかは分からないが、90分トータルで考えれば右サイドは交互に上がった方が得策。
53分、攻め上がったナカジ→ギシさんへのスルーパスは美しかった。というか後半開始からしばらくはナカジとカズのポジションが入れ替わっていた感じ。その後、カズはヨンセンと競り合って勝ってたし、ずっと逆でもいいじゃん。
最近の試合がちょっと物足りないのは、以前はアイディア過剰で不安定だったのに、最近は誰が出場してもそれなりに安定しつつもアイディアが足りない感じだからだろうか。平均的な水準の上がった2007年バージョンとでもいおうか。
携帯サイトのコメントで寿人が「ウチはホワイトボードにマーカーを置くような形のものではない。(中略)守備の部分はそんなに変わらない。ただシャドーを仕事としている選手とは違った形になる」言っているが、正直あまり同意出来ない。シャドーの位置に入る片方のFWは、チュンソンと交互にでも守備時にシャドーの動きをしないとウェズレイ&寿人前残りの悲劇再びになってしまう怖さが消えない。
ネガティブ解説でお馴染み田中孝司氏が大前に大甘で微笑ましかった。どこが田中氏の琴線に触れたのか。

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