パロップのブログ

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Jsports「第26節・ジュビロ磐田戦」

2010/10/21放送、実況:君崎滋、解説:吉田安孝
中盤を省略せず、なおかつゴール前の攻防がお互いにあるスリリングな好ゲームだった。と、録画して1週間放置していた奴がどの口で言うかという話だが。
試合前のカズと那須の挨拶には感慨深いものがある。2人とも紆余曲折ありながら、よくぞここまで生き延びてきた。
開始30秒、ナカジが自陣から始めたドリブルを奪われ、アオがファールで尻拭い。警告が出てもおかしくなかったが、レフェリーが時間帯を考えて自重してくれたっぽい。
チュンソンのゴールをアシストしたのは、珍しくドリブルで攻め上がろうとしていた横竹。チュンソンのゴールに特別嬉しそうだったのはサブ組だった頃からの連携を祝うものかも。横竹はナビスコ杯決勝で前田さんちの遼君を抑えて首都圏のジャーナリスト様にアピール出来れば、簡単にニューヒーロー賞貰えそうだよね。と思ったら、投票は準決勝までで締め切られているんだ。準々決勝までの途中経過をみると、決勝前に表彰式をするのが怖いくらいびっくりするほどパッとしない候補メンバーなんだけど、盛り上がりは大丈夫?
14分にもナカジがやらかしてアオがカバー。この辺りは次への伏線。
24分、右サイドでインターセプトした森脇が逆サイドにロングフィード、受け手はもちろんギシさん…と思ったらチュンソンだった。寿人/服部出場時とは1トップやワイドレシーバーの役割も変わっているのかな。まあ出ているメンバーによってアレンジが変わることは悪くない。
62分、西川→アオが縦→一誠が下げ→横竹→カズ→横竹→ナカジ→横竹→ナカジ、と後ろでタルタルしているところから、ナカジの縦→アオ→ハギー→アオがサイドに振って→ギシさんのクロス→逆サイドの森脇まで抜けて中へ折り返し→ハギーにかすってアオのミドルシュート外れる(ギシさんの後ろをヒタヒタと走り、最後は寿人のようにGKのこぼれを狙っていた槙野にはワラタ)。この時スイッチを入れたナカジ→アオのパスなんだけど、FW2人の門を通した上にアオにも2人マークが寄ってくる危ない状態で、アオが前を向けたから良かったけどあそこで奪われていたらまたカウンターに曝されるところだった。で、これをナカジ得意の無謀パスととるか、アオがもっとボールを貰い易い位置に動かないといけないのか、解釈が難しい。この試合のアオの評価は雑誌でもネットでも悪くて、それはミシャが試合後のインタビューでアオのパスミスについて触れたために影響を受けているのかもしれないが、個人的には悪くなかったと見た。ただ悪いとしたらパスミスの方よりも貰う動きが周囲と少しずれていることかもしれない。
87分、丸谷が縦に→ザキさんが下げる→ミカが横パス→横竹とずれて大ピンチ、その瞬間に丸谷の傍を全力で駆け上がっていたナカジにオシム魂を感じた。
ポストプレーする時のチュンソンの手の使い方とか見て、この間のサカマガに載っていた北嶋「ポストの極意」を読むと、チュンソンの手本はフランサと見せかけて北嶋だったのかな、意外と自分のプレースタイルを冷静に分析して同タイプのFWの中で2番手扱いになったから移籍したのかな、そう思って去年ネルシーニョが来てからの出場記録を見てみたら、年下の大学生(田中順也)→北嶋→チュンソンと同タイプで3番手扱いになってた。ちなみに田中の加入時の取説は「左足からのシュート、アシストが得意なフォワード。正確なキックと高いキープ力を持ち、ペナルティーエリア付近での巧みさ、状況判断に優れ、トップ下や左MFなど複数のポジションでプレー可能」同タイプ過ぎてワロタ。そりゃ移籍するわ。
中盤にファンタジスタ系の若手とも言えない伸び悩みの若手を多数抱えているという点でジュビロはサンフに似ているが、ミシャとヤンツーさんで出した活かし方の回答が全然違う所が面白い。個人的には船谷と上田と松浦辺りの同時起用が見てみたい。

第476回totoは、3ダブル800円で13分の6当たり。