読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

パロップのブログ

主にTVドキュメンタリーを記録します

『シリーズ ドキュメント新宿・歌舞伎町』

ドキュメンタリー

2008年12月30日にNHK総合で放送された『多元ドキュメント〜新宿・歌舞伎町の夜と昼』(http://d.hatena.ne.jp/palop/20090113)の別編集版。単純に考えて72分→25分×5回だから内容は濃くなっているし、上のリンク先で書いたように無理やり「多元」にするよりも単発5本にした方が個性も出る。

「歌舞伎町の二人」
2009/2/22初回放送、25分、語り:坂井真紀、撮影:三上隆雄、ディレクター:玄真行、制作統括:滝沢昌弘/川崎直子/田嶋敦、制作・著作:NHK/東京ビデオセンター
2人の人物に絞ったオーソドックスな今昔人間物語。

「あなたと踊りたい」
2009/2/23初回放送、25分、撮影:須田眞一郎、取材:土生田晃、ディレクター:金本麻理子、制作統括:滝沢昌弘/川崎直子/池田敏郎、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK/バサラ
放送前の仮タイトルは「ときめきのダンスホール」。最後の映像に「2008年12月30日」のテロップ。本放送日当日だから、その後にも取材を続けたということか。
人名・場所名以外のテロップ無し、ナレーションによる説明も無し。会話シーンとカット割で群像劇を感覚的に魅せる野心作。結果としてながら見をさせない。私にとっての金本氏は心から活躍を期待する本当の俊英。

「美しくたくましく〜老舗美容室の物語」
2009/2/24初回放送、25分、撮影:百崎満晴、ディレクター:安野正樹、制作統括:大里智之、制作・著作:NHK
放送前の仮タイトルは「老舗美容室の物語」。
一つの場所を通り過ぎていく人物達をカタログ的に過不足なく紹介・説明するオーソドックスなスタイル。

「闘う人々」
2009/2/25初回放送、25分、語り:松重豊、撮影・ディレクター:塩田一樹、制作統括:小堺正記、制作・著作:NHK
本放送に腕相撲はなかった気がする。
ディレクター視点の一人称ナレーションがマクロの歌舞伎町を語ろうとしてちょっと大げさ過ぎると思ったら、将棋の手を解説するシーンだけやけにミクロに面白くて、変なバランスだった。本放送では一番面白くて今回一番期待していたパートだけにちょっとがっかり。

「MUSICA CAOS(歌舞伎町 音楽探検)」
2009/2/26初回放送、25分、探検する人:菊地成孔、撮影:草柳徹也、取材:芝崎弘記、アシスタントプロデューサー:近田雅美、ディレクター:源孝志、制作統括:滝沢昌弘/川崎直子/槙哲也、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHKホリプロ
放送前の仮タイトルは「MUSIC CAOS」。
外波山文明(「クラクラ」店主)×りりィ(シンガーソングライター・女優)の新宿ゴールデン街対談なんかは本放送ではカットされた未公開シーンのはず。
ビジュアル系バンドの聖地映像は面白かった(これも未公開シーンのはず)。
「菊地氏、歌舞伎町と音楽の関係を大いに語る」だと、この特集5本のなかに含める必然性は感じないけど、それはそれで成立はする。けれど、ディレクターがそれじゃまずいと思ったのか、「新宿・歌舞伎町」感を出そうとしたのか上記のような対談を混ぜて、結果として必然性もまとまりもなくなったかな。25分枠に広がったことを一番活かしてはいたかもしれない。