パロップのブログ

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エイドリアン・ジョンストンが劣化している件

ついに"Becoming Jane"が日本公開されるらしいので、このタイミングで最近のエイドリアン・ジョンストンの作品に触れてみる。彼のことを知らない人は、先に「Adrian Johnstonを激賞する」http://d.hatena.ne.jp/palop/20071115を読んで頂きたい。

春先に自分への就職祝いと称し、アマゾン本国とアマゾンUKを漁って1999年発売の"All The King's Men"と2008年発売の"Brideshead Revisited"のサントラを買った(ついでにいえばCSで『シャクルトン』も見た)。前者は当然いつものエイドリアン節なんだけど、後者は微妙に洗練された感じで正直いただけなかった。「お前のストロングポイントは、アイリッシュバンド出身で、フィドルを上手く活かし、映画スコアなのに無駄にキャッチーでメロディアスな所だろうに、何でレイチェル・ポートマンやジェームズ・ホーナーの真似事をしてるんだ。それなら代わりはいくらでもいるだろう」と。
検索してみると、最近のエイドリアンはJulian Jarroldという監督とよく仕事をしている。"All The King's Men"が最初で、"Kinky Boots""Becoming Jane""Brideshead Revisited"、そして今年の"Red Riding"。ジャラルドの経歴をみると、文芸歴史ドラマが得意でテレビ畑から映画へ、というイギリスの王道的出世のパターンみたいだが、どうもこいつが劣化の元凶くさい。もっとエイドリアンにはケルトっぽい音楽を作らせて欲しい。
ちなみに『シャクルトン』の監督チャールズ・スターリッジは1981年のジェレミー・アイアンズ版"Brideshead Revisited"の脚本を書いた人。豆知識な。