パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

Jsports1「第12節・モンテディオ山形戦」

2009/5/18放送、実況:寺西裕一、解説:前川和也
昨シーズンに何回も対戦しているし、小林監督だし、結構警戒していたのだが、個人のミスが出たり1対1で負けると名監督の分析だけではどうにもならないものだった。
サンフレッチェのサッカーといえば、前が詰まったら下げて作り直し、というイメージが強いけど、この試合だとDFラインの横横から一旦縦にパスを入れたら、最後まで前に攻め切る感じだった。前に前に人を増やしてパスコースを作ってシュートまで行く方が意外とリスクが少ないという考えか。
そして守備の時は5バックの前に中盤4枚フラット気味。試行錯誤を重ねながらも、サイドで数的不利を作らない創意工夫が生まれている感じはする。
ハギーのゴールは素晴らしかったが、その前のプレーで寿人がファールを受けたけどアドバンテージをとったレフェリーにも巧。
相手ボールのセットプレーだと、カズの代役中島がマンマーク、ストがクロスのコース消しの役になるのだが、中島とストのセットだと逆にして欲しい。中島の守→攻への切り替えの早さがイヴィツァの弟子らしい(って、多分この前も書いた)。3人くらいで囲い込んで苦労して奪ったボールをあっさりとプレゼントパスした軽さにイラッともさせられたが(裏に走り出した寿人に出そうとした意図は分かったけど)、その辺も全部含めて魅力としておこう。

5/22放送の『百年旅行』はサンガU18の育成プログラム。寮とか高校と提携とかサンフレッチェファンには言わずもがなの内容。寮長さんが寮内くらいはリラックスさせてやりたいからガミガミ躾けない的なことを言っていたのが印象に残った。内でも外でもロールモデルとしての緊張を強いられるのは確かにきつそうだ。
『サカダイ』6/2号にFCBで働く日本人女性の記事。ライターも女性なんだけど、文体がアエラっぽい。前後と宇都宮氏による米国へ挑戦した選手の苦労話と水戸の木山監督の院生時代の苦労話に挟まれているので、余計にそう感じた。内面/実績/生活環境などインタビューイの何に興味を覚えるかはまさにひとそれぞれだろうけど、どうも『サカダイ』読者が興味を持つポイントとは少しずれていたような。
湯郷を引退した中田麻衣子選手が愛媛の短大で指導者の勉強をしながら選手としてもプレーするという喜ばしいニュースも読む。「(宮間)あやからのパスは〜だったから」とか指導者としての言葉に説得力があり過ぎ。