パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事


昨日の予告通り、今日は福岡国際テニス2009を10時から17時までがっつり観てきた。途中、アンクラス対エルフェンの後半45分だけ観るためにテニス場からレベスタまで徒歩で移動、テニス会場でもほぼ全員をチェックするために3〜5ゲーム毎に移動したので死ぬ程疲れた。
土曜日の準決勝に向けて、主催者が残って欲しそうなのは大前、中村、奈良辺り。俺が残ってて欲しいのは、リキーナ、デアス、カーティス。
ここまで大健闘のライジングスター大前は、見たところ量産型杉山。というか、日本の若手選手はみんな同じように安定していて粘り強くて頑張れるけど見ていてあまり面白く無いタイプ。プロとはいえ、勝つためにプレーしているわけで、魅せるためにプレーしているのではないと分かってはいるが、同じような体型・能力の中国・台湾・タイ辺りの選手は、喜怒哀楽が分かりやすくて見ている分には結構楽しい。
スニア・リキーナはロシアの18歳。10年もすれば典型的なスラブおばさん体型になりそうな兆しが既に見えているが、正直結構可愛い。観客席が無く斜面しか無くて閑古鳥が鳴く14・15番コートでやけに客がいると思ったら、この人のダブルスが始まるところだった。お前ら、分かり易いな。
デアス・ザリナはカザフスタンの15歳。予選から勝ち上がってきた。顔立ちはスラブ系ではなく、ナザルバエフ系とも中東系とも南米系ともいえる感じ。常にでかいグラサンしたステージママ(推測)と小太りの妹(推測)が帯同して熱心に応援している。
ジャド・カーティスはイギリスの19歳。これまた予選から勝ち上がってきた。バルタチャ/ムーア/エリオットとともに揃いのジャージを着ているイギリスカルテットとして仲良くツアーを回っている…はず。チームイギリスのスポンサーは多分AEGON。何の会社かは知らない。
それからデアスと同じ組なので両方勝ち上がることはないけど、帰り際にセンターコートで観たリー・ジンイはいかにもレフティ脳をしたプレイヤーで、実は一番のお気に入りかもしれない。両手打ちバックハンドだけは教育されたものだけど、フォアもサービスもボレーも結果が出なかったら「ちゃんとやれ」と怒られそうな無造作フォーム。でもまあ、マイオールタイムフェイバリットプレイヤーであるアレキサンダー・ボルコフ程はひどくない。
その他、ファーガソンはダベンポートばりの体格にエナンばりの片手バックハンドを持っていたけど荒かった。平凡に何でもこなす対戦相手にあしらわれていた。
閑古鳥鳴く端のコートでコーチか恋人みたいな若いお兄さんがぽつんと座っていて、ミスした彼女が母国語で「※☆$%※☆$%」と声に出す度に「※☆$%※☆$%」とうつむき加減でぼそぼそ言っている。その時は「もっと盛り上げて励ませよ」と思ったが、そういえばコーチングは禁止だった。グランドスラムのファミリー席しか頭になかったが、金網を挟んですぐそばにいる選手にアドバイス出来ないのは結構つらそう。
チェアアンパイアの人が、試合前のウォームアップをすごい真剣に追っていた。眼の調子を計ったり、選手の球筋を見切ったりしているのだろうか。でも審判台に上がって初めて「あれ? 今日眼が霞んでるじゃん!」と分かったところで交代出来ない気はする。
全てのコートで同時に試合が始まった10時15分頃、オランダ人選手が場内放送で呼び出しを受けていた。昨夜、博多ではしゃぎ過ぎて寝坊したのだろうか。その後会場に貼ってあるトーナメント表を見たら、そこはラッキールーザーの名前に代わっていた。大会二日目の午前中、全選手が初戦に出るまで、棄権者が出るのを望みつつ待機しているルーザーの心境は大変そうだ。

アンクラス対エルフェンは動員された子供達が観客席を走り回っててアレだったけど、まあ無料の女子サッカー普及イベントに文句を言っても仕方ない。エルフェンの左SBが高身長で右利きなんだけど左SBということで何か宝の持ち腐れ感があった。