パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

11時起床。引越す際にトースターを処分したので、30年来の習慣を変えて朝食にフレークを食べているが、今一つしっくりこない。12時15分発チャリで出掛ける。久しぶりに暖かな快晴。40分でソラリアターミナル駐輪場に到着。時間と新しいチャリがあれば交通費が浮く。映画は850円。駐輪券を見せたら100円引き。そして3時間以内に出庫すれば駐輪代無料。帰り際に空港の傍を通ったら、カメラを構えているギャラリーが多数。何事かと思えば、珍しく戦闘機が着陸。これがあったからなのか、単に外で待っていても寒くないからなのか。帰宅してWOWOW『コラボラボ』。久しぶりに自転車競技のようなパワフルさとクラシックバレエのような優雅さを合わせ持つカメちゃんのダンスをリハの所から見ることが出来て嬉しい。
ソラリアシネマで『宮廷画家ゴヤは見た』を見る。もちろんナタリー・ポートマン目当て。アリシア編での褐色黒髪でセファルディな感じのナタリーが好きな子の意外な一面というか眼鏡をとったら美人的な意味で可愛かった。内容の方は映画を制作して時点では、異端審問するカトリック=宗教原理主義、個別の事情を鑑みずに自由と平等原理主義を押し付けるナポレオン軍=米国、スペイン=イラクゴヤ=我々傍観者、みたいな現代批判を込めていたのかもしれないが、今となってはユダヤ人でベジタリアンのナタリーを起用したお陰で、豚肉を食べなかったくらいで拷問するカトリック恐るべし、そりゃあイスラエルの被害妄想も妄想じゃあないな、と読めなくもない。確かソウル・ゼインツもユダヤ人だったはずだし。
WOWOWで『マイティ・ハート』を見る。ウィンターボトム作品は意地でも消化せねば。『インディスワールド』『グアンタナモ』の流れで撮ったのかと思って検索したら、これはただの雇われ監督だった。粗筋も知らなかったので、夫を殺された妻がその後に心を回復するヒューマンストーリーなのかと勘違いしていたが、誘拐されている最中の話だった。夫を誘拐された妻がおろおろと足手纏いにならないのは21世紀らしい新しさだと思ったが、親族が解決チームの内部にいるのは誘拐捜査のセオリーからするとどうなんだろう。『ブラックホーク〜』とか『9.11への道』とか見ていると、目抜き通りの両脇に4階建くらいの建物がびっしりと立ち並んでいるので、屋上から狙撃し易そうだなあと思って見てしまう。子供が路上でクリケットをしているシーンあり。
昼も夜も拷問による自白シーンがあり、世界におけるユダヤ人の立場を考えさせられる映画を見た。それから、前者だと版画の制作過程、後者だと捜索チームがホワイトボードに関連人物の名前を書き出して図式化するテク(←これはジャーナリズム由来なのか、治安機関由来なのか)、ああいう職人仕事の巧みさを視覚で表現してくれるのは楽しい。