パロップのブログ

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自分の事

第12回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会は、常盤木学園が優勝したのだけれど、関連情報を検索しているなかで驚いたのは、岸川選手がメニーナからレッズに移籍していたこと。昨年4月からのようだが、気がつかなかった。
我がマックだとJFAサイトがうまく表示されない(Forbiddenと出る)ので、女子ユースの情報を入手するのも一苦労だが、いま思い付きで「岸川奈津希」を検索したら、レッズ番記者の清尾氏が書いた新聞コラムがヒットした。なるほど、ブログ検索で引っ掛からないのも無理はない。それにしても宮崎まで取材に行くとは素晴らしい。レッズが絡むと情報が増えるので有り難い。
サッカー雑誌を立ち読むと、J2のカテゴリーにファジアーノがあって何ともいえない気持ちになる。新加入情報とかフツーに紹介されている。好待遇に慣れない。
昨日『Q.E.D』を見たのだけれど、アイキュンがロリキュンで微妙だったのは仕方ないとして、藤本ユキティの脚本に冴えが見られなかったというか、コメディパートが割と滑っていたのがショックだった。

正月に読んだ本、その2。
禁煙ファシズムと戦う』を読む。禁煙とか教育といったネタは誰でも実体験で口を出せる話なので首を突っ込みたくなる。この本が話題になった頃、自分も何か書こうと思ったが、読むまで止めた。当時は「小谷野先生が大学の学食で昼食をとっている時に、隣でドリアンやくさやを毎日食べるオフ会でもやればいいのに」と書くつもりだったが、今回先生の序文を読むと、周囲に嫌がっている人がいる時は吸うべきではないし、ポイ捨てとかマナーが悪いのはもってのほかと書いていた。立派だ。これでは「隣でドリアン食うのも自由でしょ」作戦も成り立たないので、書かなくて良かった。個人的には、斎藤氏のような吸わない人が禁煙活動家に「極端に走るのは良くないよ」と諭し、小谷野先生のような人がコンビニの前でタバコを投げ捨ててるヤンキーに「そういう振舞いは良くないよ」と諭す。そういう相互理解に溢れた社会であって欲しいけど、多分そんな社会にはならない。だから国家権力が顔を出すわけだが、小谷野先生は「間違ったデータに基づいて権力を発動させるのはいかがなものか」路線、斎藤氏は「そもそも個人に対して権力を発動させること自体がダメ」路線で、微妙に違う。日本パイプクラブ連盟のサイトにある「禁煙ファシズムにもの申す」コラムを読むと「紙の規則に書いてないんだから、どこで吸おうが俺の勝手だ」的な人もいて、これに斎藤氏は喝采を送るだろうけど、小谷野先生は全面賛成はしないかもしれない。そもそも自主規制や隣人相互監視こそがファシズムへの階段なわけで、巻末の小谷野×斎藤対談での、斎藤氏の「ものごとすべて『程度問題』なんです」という発言は、小谷野先生に気を遣って日頃の発言とずれている気がする。斎藤氏なら「法に書いてないんだから、何をしようが誰に迷惑をかけようが知ったことか、ボケ」って言わないといけない。この本が出たのはちょうど郵政選挙の頃で、斎藤氏や綿井健陽氏のようなジャーナリストが権力アンチからその空気を作り出す大手マスコミアンチになって、さらにその空気を無批判に受け入れる世間・大衆アンチになっていった過程の最終段階だった。江田五月議員や森田実氏のウェブ日記は発狂気味だったし、「大きな声に対抗して大きな声を出すとこんなにギスギスした雰囲気になるんだ」という感じで、2005年の夏はほんとに面白かった。

禁煙ファシズムと戦う (ベスト新書)

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