パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1「天皇杯3回戦・大阪体育大戦」

2008/10/12放送、実況:吉田浩、解説:早野宏史
10月から隔週で放送が始まったBS日テレ『百年旅行』(http://www.j-league.or.jp/100year/100trip/)という番組、初回は知名度から三浦カズだったのは仕方ないとして、2回目以降で取り上げられる人物が渋くて楽しみ。もっともある人間の主張をちゃんと知ろうと思ったらテレビよりも文字媒体の方が濃いわけで、テレビというものはマスに知ってもらう為の単純化されたメッセージにしてしまうもの。しかも、マスに知ってもらうための役割すら果たせていないBSデジタルって何なの?という話ではあるが、ここで紹介することで少しでも見る人が増えると嬉しい。金曜日の22時30分から。
ガッタス石川梨華さんがゲストで出るというので、WOWOWマドリードダービーを録画して、試合の部分はさくっと流す(俺のハイティンハはあれだった)。アトレチコ時代のトーレスの映像を見ての感想が「早い!」だけでなく「ユーロ決勝のゴールみたいだった!」と付け加えていたら、より日頃から見ている風な印象を視聴者に与えられる完璧なコメントになっていただろう。それにしても、梨華ちゃんとペネフを同じ番組内で見られる日がくるとは思わなかった。もっとも自分の中では、キコの相棒はペネフではなくエスナイデル

久保のゴールをアシストしたカズの突破は、いつぞやのマンウー戦でレドンドが見せたプレーを思い出させた。カズには、あのプレーを5-0の場面ではなく、同点で残り5分というようなシビアな局面で見せてくれるようになって欲しい。リスクに挑んでビッグプレーを誘発する存在になって欲しい。もちろん守備的MFが上がった時に、誰かがスペースを埋めてリスクを管理出来るチームになって欲しい。
森脇は調子悪そうだったけど、そこで控えめに安全第一とならず、敢えて攻め上がってゴールを狙うメンタリティは買いたい。
同年代ユースの誰よりも万能型だと思われていた一誠がまさか、素晴らしいミドルシュートを決めても褒められず、奪われたボールを必死に取り返しにいかないことで叩かれるキャラになるとは思わなかった。ミシャの中では「イッセー、お前は守備的MFだとJ1レギュラーが精々だが、攻撃的MFとしてなら日本代表にだってなれる」という風に映っているのだろうか。このままだと数年後の一誠は、JFL辺りでチームの誰よりも上手いけどそこそこ勤勉だから攻撃時のボールは全部経由する上に、ボールを失ってものほほんとしてて怒られない割と居心地の良いゲームメーカーになってそうで怖いのだが。