パロップのブログ

主にTVドキュメンタリーを記録します

BS1『BSドキュメンタリー』「山の分校〜中国・代用教員と子どもたち」

2008/4/6初回放送、50分、撮影:張靱、取材:高野優紀、ディレクター:郭強、プロデューサー:河本哲也、制作統括:下田大樹/北川恵、共同制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK/テムジン
北京五輪のせいか、今年はどこも中国関連の企画が多いけど個人的にはあまり興味がないので、とりあえず録画してエンドクレジットをチェックし、気になるディレクターさんじゃなかったらざっと目を通して消去したりしているわけだが、これはゼンラン先生(24歳)が可愛かったので最後まで見る。ナレーションによる背景や心理の描写がゼンラン先生のモノローグという設定は演出し過ぎかなとも思うけど、まあ面白い試み。
可愛い先生による感動物語が出来過ぎててモキュメンタリーやリアリティショーの類いかと思うくらい。中国取材で名を馳せるテムジンさんが懇意の党地方幹部に典型的な山奥の村を紹介してもらい、町の劇団に所属する若い女優さんに数カ月間、実際に代用教員をやってもらう(資格がいるわけではないので可能だろう)。実際にあってもおかしくない典型的な設定をこちらで用意して撮影するのと、既に存在する教育の現場へ取材しに行くのとでは、「今のリアリティ」をとらえることに差はないだろうし、有効な表現方法だと思うが、やらせや演出が叩かれる昨今では難しいか。たとえばの話、撮影スタッフと教員が相談して子供の一人に鉛筆削りを与えると子供達はどういう反応を見せるか、という演出だって、子供の怒りや涙が本物ならばOKだと思うのだが、最近の世論はそれを許さないところがある。