パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第2節・愛媛FC戦」

2008/3/16放送、実況:桐山隆、解説:沖原謙
広島ではNHKで地上波放送があったとか。それで実況アナも不慣れなNHKアナなのか、では選手が把握出来ていないのも仕方なし、と思ってウィキペディアを見たらフリーアナではないか。それだとこちらの見る眼も厳しくなる。

14分、右サイドをハンジェが疾走しているのが見えているはずなのに、難しい選択をして中央でパスをカットされる高萩。20分、左サイドへシンプルに綺麗なサイドチェンジを送る高萩。でも30秒後に軽いプレーでボールを奪われてカウンターを受ける高萩。この辺りまではメモしたけど、ゴールが決まったので後はなあなあ。これで高萩がブレイクしたらハギボックスも夢ではない。青山がやや右に出て、浩司orユキッチがやや左に出る、WBがいない5人の中盤は実現可能だと思われる。
26分のストから始まって平繁のドリブルで終わったシーンとか、34分のボール回しとか、この試合は外から外から丁寧に繋げていたような気がする。中盤3人の距離感も草津戦よりも合っていたようだし。相手が中盤にぎっしり人を配置する場合、無理して繋ぐよりも長いボール、外側をえぐるボールで良しとせねば。勝つ事が大事。スタジアムへ足を運ぶ皆様には、勝ったけど内容が悪かったとか言って罵声を浴びせないようにお願いしたい。J2なんだから。
77分、寿人のバックスピンがなんか面白かった。
なにげにハンジェが90分出ずっぱり。いつものように全力で飛ばして息切れという感じではなかったし、やはり配分を考えながらプレーする余裕があるレベルなのだろうか。
一方のWBがクロスを上げて逆サイドのWBが中央に詰めているという、良かった頃のミシャ風が実現している。リスクを賭けてゴール前の人数を増やすなら、ああいう感じだろう。
ただ、ストが上がっている時に、浩司と青山が最終ラインをカバーリングとかはリスク管理のやり過ぎという気もする。
平繁は良い内容を2試合続けないとなかなか信頼は得られない。一度キレキレのプレーを見てしまうと、人はいつもMAXを期待してしまうものだから。

試合には関係ないけど、その1。ガンバからGK松代を「今なら確実に試合へ出られる」とか言って6月まで3カ月くらいレンタル出来ないものか。J1とJ2なら利害もぶつからないし。まあ完全に個人的な好みだ。
試合には関係ないけど、その2。上背はないけどヘディングは強い。長いパスのセンスもある。サッカーインテリジェンスを持つけど結構熱くなる。チームを引っ張れる。そう考えると、横竹はサンパイオのような選手に育てたい。そんな妄想をしていたら、横竹と青山は似たタイプのような気がしてきた。
試合には関係ないけど、その3。少し前のサカダイかサカマガに小林監督率いる山形のレポが載っていたが、今の広島に必要な指導者ってこうだと思った。才能ある若手の創造力をのびのびと鍛えるタイプよりは、「もう3歩後ろ」とか「もう50センチ右」とか守備時のポジショニングを細かく植え付けるタイプの指導者がいるんじゃないかと。